老師オグチの家電カンフー
急激な円安にビビったiPhone 15購入は正しかったのか?
2024年5月8日 08:05
去る4月26日、円安が加速し1ドル158円台に突入。「こりゃあ、Apple製品も値上げになるかもしれんねぇ」という声を聞いて、焦った私はApple Storeオンラインにて、iPhone 15をポチったのでした。これまで使っていたのがiPhone 12で、ストレージ(128GB)もカツカツだったこともあったし、この日は誕生日だったんで自分へのプレゼントと言い訳もして。新しいiPhoneは快適ですな。
しかしその翌週、日銀が介入したのでしょうか、ドル円相場は4円以上円高に動き153円台にまで戻ります。「ケンカはビビったほうが負け」と言いますが、この衝動買いの判断は正しかったのでしょうか? 後の検証のために記録しておこうと思います。
購入したのはiPhone 15(256GB)、価格は13万9,800円。発表・発売は昨年(2023年)の9月で、この時も値付けに対して「高い」という感想が多かった記憶があります。当時は1ドル140円台と、すでに円安傾向が進んでいた時期です。
まずは、iPhone 15の日米の販売価格から、レートを割り出してみました。
容量 | 米国価格 | 日本価格 | ドル円レート |
---|---|---|---|
128GB | 799ドル | 12万4,800円 | 約156円/ドル |
256GB | 899ドル | 13万9,800円 | 約155.5円/ドル |
512GB | 1,099ドル | 16万9,800円 | 約154.5円/ドル |
かなり円安換算に思えますが、米国価格が税別に対して日本価格は税込(消費税10%)のため、これを補正したレートを計算し直します。
容量 | 補正ドル円レート |
---|---|
128GB | 約142円/ドル |
256GB | 約141円/ドル |
512GB | 約140.5円/ドル |
発売当時としてはかなり適正なレートで、今の相場からするとお得感すらありますね。仮にドル158円で値上げをしたとすれば、日本での税込価格は次のようになります(10円以下切り捨て)。
容量 | 米国価格×158×1.1(消費税) |
---|---|
128GB | 13万8,800円 |
256GB | 15万6,200円 |
512GB | 19万1,000円 |
さらにストレージ容量が大きいほどレート的に割安になっていることと、値付けのトンマナを考慮した価格は次の通り。
容量 | 補正価格(予測) |
---|---|
128GB | 13万8,800円 |
256GB | 15万5,800円 |
512GB | 18万9,800円 |
あくまでも勝手なシミュレーションですが、概ね現在の価格から1.5万円〜2万円の値上げです。iPhone 15の値上げはなくとも、次に発売されるiPhone 16が、このぐらいの値付けになるかも。いずれにせよ、この先しばらくの間はiPhoneの価格が昨年以前のレベルに戻ることはない気がしますが、どうなんでしょうね。為替が先読みできるのなら、iPhoneの価格をチマチマと計算しないで、FXで儲けますけどね。