藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム

お風呂で動画鑑賞がはかどる! リズムのスマホ防水ケース

家事アイテムオタクなライター藤原千秋が、暮らしの不具合等々への現実的対処法とともに、忌憚ないアイテム使用感をご紹介していく連載記事です
リズムのスマホ専用防水ケース「RHYTHM  MAGCASE S」

「電話と時計とテレビ電話とトランシーバーとカメラとビデオカメラとビデオと映画とテレビとFAXとCDとクレジットカードと小銭と切符とゲーム機と辞書と翻訳機と本と雑誌と掲示板と手紙と録音機と地図とノートとラジオと電子ピアノと天気予報とスケジュール帳と歩数計と電卓が1つになった、手のひらサイズの道具って、なーに?」

……などと、小学6年生だった筆者(1986年当時)が尋ねられたとしたら、「いったい何を言ってるんだろう?」と真剣に首を捻ったに違いない。

しかしそんなわけのわからないほど多機能なオモチャ(=スマートフォン)を手に入れてからもう10年以上が経過し、普段の生活にあって当たり前という感覚になってしまっている。

アプリの種類からしてスマホの機能は上に列挙した範囲どころではないのだけど、把握している範囲ですらいったいどれほど使いこなしているのかといえば何となく考え込まざるを得ない。

ちなみに筆者がスマホで一番よく使う機能は長らく「電卓」だったのだが、最近子供たちに感化されてだいぶ動画の類を観るようになってしまった。

「観るようになってしまった」というのは、長いこと意識的に「観ないようにしていた」からだ。Amazon Prime、Netflix、YouTube、ニコニコ動画……観られるコンテンツはほぼほぼ無限にある。死ぬほど時間が食われる。

しかし無限が故に、観始めるとどうしても観たい映像が出てきてしまう。あまり余裕のないなか、それをどこにねじ込むか。電車移動中か。あるいは風呂時間か。

リズムのスマホ専用防水ケース「RHYTHM  MAGCASE S」は、そんなふうに「お風呂にスマホを持ち込む」にあたって、今これ以上のモノはないだろう、と思わざるを得ないグッズだ。

スマホ専用の防水ケース

ヘビーデューティーな造りで、しかし、シンプルな見た目と使い心地。

スマホを挟んで3点ロックをパチパチ留めるとがっちりホールドされて、立たせたり磁石でお風呂の壁に貼れたりする。大事なスマホを預けるに足る安定感が半端なく、ペラ味は皆無だ。

立てて動画鑑賞
裏面にはマグネットが付属し、風呂の壁にも貼れる

かつて「風呂テレビ」などを家のオプションに付けるとき、いったいいくらくらいしたものだろうか。スマホ本体はまあ安くないにしろ、たかが3,000円程度プラスしてこの道具を添えただけで、お風呂でアニメ観放題、オンデマンドの宝塚観放題、音楽も聴きたい放題だなんて、夢の未来にもほどがあるのではないだろうか。

「MAGCASE」にはタブレット用もあるので、そちらのほうがよりテレビらしさは味わえるけれど、それなりに大きいのでスマホ用のほうが扱いやすくはある。

昨夜はお気に入りの入浴剤を入れた風呂で、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」最終話の「サムデイ イン ザ レイン」をのんびりと観ていた。冷えの厳しい夜だったが、風呂は温かく、アニメの世界はほのぼのと穏やかで、ここは一種の天国なのかもしれないと思った。

IPX7相当の防水
スマホをケースに入れて使用する
藤原 千秋

主に住宅、家事、育児など住まい周りの記事を専門に執筆するライターとして21年目。リアルな暮らしに根ざした、地に足のついたスタンスで活動。現在は商品開発アドバイザリー等にも携わる。大手住宅メーカー営業職出身、大1、中3、小5の三女の母。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)、『ズボラ主婦・フニワラさんの家事力アップでゆるゆるハッピー‼』(オレンジページ)など著監修書、マスコミ出演多数。