藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム

かがまずに風呂掃除「バスボンくん」は1年経っても余裕の長持ちだった!

家事アイテムオタクなライター藤原千秋が、暮らしの不具合等々への現実的対処法とともに、忌憚ないアイテム使用感をご紹介していく連載記事です
新品のバスボンくん(写真左)と1年間使ったバスボンくん(写真右)

昨年(2021年)2月に本稿でご紹介した、山崎産業「ユニットバスボンくん 抗菌 ロング N-AL」を使い続けて1年が経過した。ここで一度、率直な使用感を記しておきたい。

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「ユニットバスボンくん 抗菌 ロング N-AL」を導入した時、若干不安に感じたのが「これはいったいいつまで使えるものなのか」ということだった。

本体価格がそれなりにするので(筆者の場合はホームセンターで1,200円程度だった)、ヘッド部分だけであっても毎月交換などということは現実的ではないと思った。

3カ月に一度の交換などと言われても「高すぎる!」と思ってしまう。筆者における掃除道具のコスト感は「100円=1カ月の使用」といったところで、1,200円であれば、12カ月だ。果たしてそんなに持つのだろうか。

結論からいえば、持った。

筆者宅では別の掃除道具を使うこともあるので、実際どの程度の使用頻度だったかといえば、だいたい週に3、4回だった。主に小学生の娘が風呂洗いのお手伝いをするときに非常に役立った(手伝い頻度と精度が格段に上がった)のだが、1年経ってもヘッド部分の掃除効果は保てているし、都度すすいで乾燥を促しているためか、ヌルつきやドブ臭さのようなものも発生せずに済んでいた。

1年使ったバスボンくん

唯一問題があるとすれば「ヘッド部分だけを買い替えて、長い伸縮ロングの柄は使い続けたい」と思いハンディタイプと呼ばれるヘッド部分を探していたのだが、簡単に見つけられなかったことである。

近隣のホームセンターなど数軒を渡り歩いたのだが、このヘッド部分のみの商品というのが、あまり売られていないか売り場で見つけにくい状態になっている。そのため買えるまで少し時間がかかってしまった。

実はこの商品を本稿で紹介したあと、脚が不自由であったり、やや年配であったりする知人を中心にこの商品を購入・愛用する人が相次いだ。

また4年近く出演させていただいているラジオ番組で紹介した際にも、多くの反響をいただいた。いずれの方も風呂掃除が劇的に楽になったといい、「(教えてくれて)ありがとう」と言ってくれた。こんな感想ほど嬉しいものはなかった。

おそらく、まだしばらく使い続けることはできそうな状態ではあったものの、13カ月の使用をもって我が家のヘッド部分は交換する。

「ユニットバスボンくん 抗菌 ロング N-AL」、もうなくてはならない道具になってしまった。この先もリピートし続けることになると思うので、ヘッド部分を取り扱う店舗がもう少し増えますようにと祈っている。

ハンディタイプのバスボンくん
「ユニットバスボンくん 抗菌 ロング」に取り付けられる
ユニットバスボンくん 抗菌 ハンディ
新品のブラシ
藤原 千秋

主に住宅、家事、育児など住まい周りの記事を専門に執筆するライターとして21年目。リアルな暮らしに根ざした、地に足のついたスタンスで活動。現在は商品開発アドバイザリー等にも携わる。大手住宅メーカー営業職出身、大1、中3、小5の三女の母。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)、『ズボラ主婦・フニワラさんの家事力アップでゆるゆるハッピー‼』(オレンジページ)など著監修書、マスコミ出演多数。