藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム
こすらずにお風呂のザラザラが落ちる「バスマジックリン エアジェット」
2021年10月29日 08:05
面倒臭いし好きでもない家事を、家族を含めた「他人」に委ねられず、「どうして自分ばっかりこんなに大変なの!」とプンプン怒りながら自分一人でやり続けてしまう人がいる。
使う道具、取り組む手順に、まあまあのこだわりがあり、たどり着くべきゴールもだいたい決まっている。だから、その手順に添わず水準に満たない家事が、どうしても許せないのである。
たまさか家族が良かれと済ませておいてくれた家事に対しても、感謝の言葉ではなくついダメ出ししてしまうので、嫌がられる。でもそのことに反省するかというとそうではなく、やはり「なぜ私だけが」と怒っている。
書いていてウンザリしてくるが、これは実はかつての筆者である。
主婦歴22年のうちにはさまざまなことがあり、筆者は今、家庭の家事においてそれは「過去の人」となった。
さて、そんな我が家の風呂洗い・風呂掃除は現在、筆者含めて家族間で適当に回している状態である。
そのため、使う道具は多彩となる。実は、「自分ごと」として家事を担う人数が増えるにしたがい、おのおの使いたい道具が異なるという状況になりやすい。そのため、ものが増えてしまう。ある意味、自然の理である。
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道具のみならず洗剤の好みも同様に異なる。ゆえにわが家にはお好み別、幾種類もの洗剤が同居している。
そんな洗剤の中に今月ニューフェイスが加わった。その名も「バスマジックリン エアジェット」。ジェット! いかにも強そうな、勢いのある名前だ。
ジェット! この特筆すべき特徴は連続して微細な洗剤泡(ミスト)を浴槽等の広範囲に、ワンプッシュしただけでシャワシャワと吹き出し続ける、テクノロジーあふれる独特なボトルにある!
とにかく泡が薄く広く広がるので、こすらずとも浴槽掃除ができる。というのが売りの強気な商品なのである。
正直、凝り固まった「私らしい風呂洗い」のある身には疑いの気持ちが湧き上がる。そんなわけない、こんな泡だけで落ちるハズない、要は洗剤使いすぎじゃね? と言いたくなる。わかる。
だがしかし風呂の湯を抜いた後、すかさずこの洗剤を薄く吹き付け、30秒したらシャワーでガーッとすすいでみてほしい。それっぽっちのことで落ちているのだから、あの浴槽のザラザラが!
あまりの手間の少なさに気が抜けるので、かえってイラっとするかもしれない。是非試してみてほしいと思う。
ボトル形状のみならず、洗剤成分の新規的配合の妙もある。従来のスポンジ等を使っての掃除をどうしても行ないたい人にもその力量が実感できるはずである。