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指輪かざすと家のカギが開く! EVERINGがサイフ代わりにもなって便利
2023年12月19日 10:05
最近気に入っているのが、様々な便利機能を備えた指輪“スマートリング”です。2022年末にOura Ringを使うようになってからそのラクさ、便利さに未来を感じました。そして今回、もう一つのスマートリングを使い始めました。その「EVERING」を紹介します。
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Oura Ringが内蔵のセンサーで活動量や睡眠を計測するヘルスケア系のスマートリングなのに対して、EVERINGはNFC Type-Aを内蔵したタッチ決済ができるスマートリング。現在はVISAタッチによる決済に対応しています。しかも、決済端末からワイヤレス給電する仕組みなので充電は不要。残高のチャージはスマホアプリから簡単にできます。
支払いはコンビニなどの決済端末に触れるだけ
EVERINGでは、VISAタッチ端末がある飲食店やコンビニなどでタッチ決済ができます。支払時に「VISAタッチで」と伝えて、決済端末に指輪を当てるだけです。スマートフォンアプリで事前にチャージしておくことでその金額内の支払いが可能。また、オートチャージの設定も可能。いちいちアプリで残高を確認するのが面倒ならオートチャージ設定がおすすめです。
VISAタッチは「支払い最短1秒」を特徴としています。実際に早いときは早いのですが、当てる場所が意外とシビアな印象。このため、決済には少し時間がかかりました。決済端末によっては当てる部分がいまいち分かりにくいこともあり、レジで「ん?」という数秒間が訪れたことも。
クレジットカードのタッチやスマホの画面にQRコードを写す他の決済方法と比べて、なにをしているかわかりにくいので、活用するには若干の慣れとハートの強さが求められそうです。なので最初はコンビニのセルフレジから試し、次に混んでいないお店、という順になれていきました。ただ、さっと認証できると、スマホやカードを取り出す手間もないのが本当に楽。お店の人に「こんなのあるのね!」と驚かれることも多かったです。
カギ取り出し不要なスマートロック連携が便利
そして今回、EVERINGを利用することにした最大のポイントがスマートロックの対応です。EVERINGと合わせて使ったのは、スマートロックの「SESAMI 5 Pro」。EVERINGでの解錠には、スマートロック本体に加えて、ICカードでの認証ができる「SESAMEタッチ/タッチPro」が必要です。
SESAMIを自宅のシリンダーキーに取り付けて設定したあと、「SESAMEタッチPro」をアプリに登録。さらにICカードとしてEVERINGを設定します。EVERINGでタッチして登録するのですが、最初はなかなか認識できずちょっと悩みました。
SESAMEタッチProでは上部の「5」キーのところにカードマークがあるのでそのあたりで動かしていると、ある瞬間に登録画面へ切り替わりました。ついでにパスワードと指紋も登録しました。
SESAMEタッチProを取り付けた後は、ほぼEVERINGで開錠するようになりました。パスワードはセキュリティを考えると8桁以上に設定するため、やや面倒。指紋認証も便利ですが、EVERINGの素早さにはかないません。
とはいえ近づければすぐに鍵が開くという感じではなく、一瞬のタイムラグがあります。なんとなくEVERINGを付けた指でナンバーのあたりをフワッとタッチするとカギが開くという形。認証や解錠時の音がもう少し大きければわかりやすいのですが、最近はカチャッという音で判断しています。指先を当てるだけなので、荷物を持っていても解錠できるのが便利でした。
サイフとカギが一つのデバイスに集約されていると、万が一、落とした場合が心配な方もいると思います。リングを紛失した場合は、まずアプリのメイン画面右上よりリングを一時停止します。もし、その後も見つからなかった場合は、再び購入するとリングの残高を引き継げるとのことです。定額プラン加入の場合は、紛失交換保証が適用できるケースもあるようです。
EVERINGを使う前は、スマホアプリの操作やパスワード、指紋でも十分だと思っていましたが、タッチだけで解錠できるのはやはり便利。今ではほとんどEVERINGでカギを開けています。