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窓拭きはGWにやるのがベスト! プロの方法でピカピカになった

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
窓掃除のベストシーズンは暖かいゴールデンウィークなのではないかと思い、プロに教えてもらった方法でキレイにしてみます

窓拭きといえば年末の大掃除のイメージがありますが、筆者としてはゴールデンウィークにやるのを推していきたいです。大掃除の時期はなにかと忙しいですし、とにかく寒い。対してゴールデンウィークは暖かく、比較的時間の余裕もあり、春先の花粉で汚れた窓を掃除するのにぴったりではないかと思うのです。

今回は過去、家電 Watchで掃除のプロに教えてもらった「ほぼ水洗い」の方法を参考に実践してみました。用意するアイテムは大きめのブラシ、スポンジ、セスキ炭酸ソーダ水、ぞうきん、スクイジー(水切りワイパー)。あとは水を使うのでバケツやおけがあるとスムーズです。

まずは大きめのブラシで網戸と窓のホコリを取ります。今回はお風呂掃除用のブラシを使いました。網戸にブラシを当て、なでるようにサッと下ろすと、目に見えてホコリがぶわっと出てきたので、急いでマスクを取りに戻ります。

網戸のブラシ掛けが終わったら、そのまま窓もブラシでササッと。このあと結構な量の水が落ちてくるのでドロドロにならないよう、ついでにサッシに溜まった汚れも取り除いてしまいます。

大きめのブラシで網戸と窓に付いたホコリを落とします。かなりホコリが舞うのでマスクをしておくのがよさそう
ついでにサッシもキレイにします

以前教えてもらった方法だと、次はスポンジに水を含ませ網戸を水浸しにし、さらにセスキを含ませたスポンジで網戸を拭き、雑巾で拭き上げるという工程です。が、今回はその代わりに、網戸掃除専用の便利グッズを試してみたいと思います。

その名も「あみ戸スカット」。スポンジにマイクロファイバーのカバーが付いていて、洗剤なしで汚れを落とせるそうです。あみ戸スカットに水を含ませ、よく絞ったら網戸をやさしくなでるように拭いていきます。

マイクロファイバーで汚れを落とす「あみ戸スカット」。水を含ませて絞ります
なでるように網戸を拭きます

半分ほど拭いたところでスポンジを見てみると真っ黒……。都度汚れを洗い流しながら繰り返し拭いてみたのですが、実は2年間掃除せずに放置していたからか汚れがガンコで、拭いても拭いても汚れを取り切れませんでした。

半分ほど拭いたら真っ黒に……
バケツの水も真っ黒。2年も放置してはいけませんね

そこでセスキを使う方法も試してみます。今回は5個セットで100円ほどの台所用スポンジを使いました。まずはスポンジに水を含ませ、網戸をびちゃびちゃに濡らします。網戸を水浸しにするのは、セスキを網戸全体に広げやすくするためだそうです。

網戸を水浸しにしたら、スポンジにセスキを含ませ、下から上へと拭いていきます。全体にセスキを広げたら、最後は固く絞ったぞうきんで拭き上げ。ぞうきんにもしっかり汚れが付いています。ぞうきんに汚れが付かなくなるまで水拭きを繰り返したら、網戸掃除は完了です。

まずスポンジに水を含ませ網戸を水浸しに
次はセスキを含ませたスポンジで網戸を拭きます
固く絞ったぞうきんで拭き上げます
網戸がすっきりクリアになりました

あみ戸スカットのおかげか、水拭きの回数は少なくて済みました。筆者のように2年も放置せず、定期的に掃除をする人であれば、あみ戸スカットだけでも十分かもしれません。

さて、次はいよいよ窓掃除です。窓にはセスキなど使わず、水だけでキレイにしていきます。

網戸と同じようにスポンジで水浸しにします。網戸のときもだったのですが、上の方を水浸しにしようとすると水が垂れてきて袖が濡れてしまったので、汚れてもいい服で掃除するのがおすすめです。

窓をしっかり濡らしたら、スクイジーで水をかき取ります。このとき、平行に動かすのではなく、7時5分の角度で斜めに動かすのがコツとのこと。こうすることで水の筋を残さずキレイに仕上げられるのだそうです。スクイジーを斜めにして、残った右側は最後にまとめて下に引き下げます。

網戸同様、スポンジで窓を水浸しにします
スクイジーで水をかき取ります。ポイントは7時5分の角度
右側に残った水滴は最後にスクイジーを真下に引き下げてかき取ります

スクイジーで水をかき取ると、一発でキレイになるのが超気持ちいい。スクイジーが下手で、少し水の筋が残ったりしたのですが、天気がいいとすぐに乾いて、跡にはなりませんでした。もし跡になってしまっても、この方法ならすぐにやり直せそうです。

本当は室内側も同じようにするのですが、今回は家具を動かしたりが大変だったので、また便利グッズに頼ります。水拭きだけで拭き跡を残さずにキレイにできる「ガラスダスター」です。

ガラスダスターを水で濡らし、きつく絞って使用します。室内なのでそんなに汚れていないだろうとたかをくくっていましたが、拭き終わってダスターを見るとしっかり汚れていました。

室内側は、拭き跡が残らないガラスダスターで手軽に
室内でもしっかり汚れていました

両側の掃除を終えた窓はピッカピカ。見ているだけでとても気持ちいいです。これまで窓用のクリーナーを使ったり、新聞紙を使ったりしたこともありましたが、拭き跡が残って仕上がりに満足いかないときが多く、モヤモヤしていました。今回の「ほぼ水洗い」の方法であれば、洗剤をほとんど使わず、こすったりする必要もなく、手軽に窓をピカピカにできます。

掃除前の窓。ホコリや泥で汚れています
掃除後。拭き跡もなく、ピッカピカです

年末にやろうとすると寒くてなかなか腰が上がらない窓掃除ですが、外が暖かいというだけで心理的ハードルがかなり下がりました。ゴールデンウィークの窓掃除、おすすめです。

鄭 恵慶