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バッグはもう床置きしない! カラビナ型フック「ヒーロークリップ」が助かる

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
「HEROCLIP(ヒーロークリップ)」(ミディアム)

小物を吊るしたり、ひとつにまとめたりするときに便利なカラビナは、キャンプや登山だけでなく、日常でも活躍してくれるアウトドアギアです。

今回紹介する、「HEROCLIP(ヒーロークリップ)」はフックとクリップを同時に使える……言い換えるとカラビナにフックが搭載されている……今までありそうでなかった多機能なカラビナなのです。

そのため、S字フックや回転フック、バッグハンガーなどとしても活用でき、場所やシーンを問わずマルチに使えます。

ミディアムサイズは耐荷重27kg! 軽量で強度が高い

「ヒーロークリップ」は、アメリカのギアエイド社(GEAR AID)が開発したカラビナ型フック。同社はアウトドア用のウェアやギアの、主にメンテナンス用品を提供する専門ブランドです。

サイズはLARGE(ラージ)、MEDIUM(ミディアム)、SMALL(スモール)、MINI(ミニ)の4種類をラインナップ。レッド、ブルー、ブラックなどのカラーバリエーションを揃え、3,000~5,000円ほどの価格帯で販売されています。

「ヒーロークリップ」はアメリカのギアエイド社が開発

筆者が購入したミディアムの重量は約57g。折り畳むと、名刺サイズよりも少し大きいくらいですが、大人の手のひらほどのサイズです。

折り畳んだ「ヒーロークリップ・ミディアム」のサイズは名刺よりもやや大きい
「ヒーロークリップ・ミディアム」は大人の手のひらほどのサイズ

その大きさや、ごつい見た目のわりに軽量なので、持ち運びが苦になりません。

主な素材に、アルマイト加工が施された航空機グレードのアルミニウム合金が採用されているため、強度が高く、耐荷重(静止荷重)27kgのスペックを誇ります。

ミディアム以外の各サイズの耐荷重は、ラージが45kg。スモールが22kgで、ミニがでも8kgです。いずれも重い荷物を安心して掛けられるので、使用目的に合わせて適したサイズを選べます。

S字フックやバッグハンガーとして使える

「ヒーロークリップ」は、折り畳んだ状態では一般的なカラビナと同じように使えます。

折り畳んだ「ヒーロークリップ」はカラビナとして使える

一方、一般的なカラビナと異なるのは、パーツを広げるとフックとクリップを同時に使える点です。

ドアノブ、カーテンレール、椅子の背もたれ、木の枝など、様々な場所に引っ掛けられるため、S字フックや回転フック、バッグハンガーなどとしてマルチに使えます。

カーテンレールに引っ掛けた「ヒーロークリップ」
椅子の背もたれに引っ掛けた「ヒーロークリップ」
「ヒーロークリップ」は木の枝にも取り付けられる

そのため、自宅またはオフィス、車内やアウトドアなど、場所を選ばずに、あらゆるものを吊るしたり、クリップしたりできます。

また、カラビナスタイルのクリップと、フックスタイルのパーツの接合部分がクルクルと360度回転するので、物を吊るす位置や向きを自在に変えられるのもうれしいポイント。

カラビナとフックの接合部分が360度回転する

また、フックの先端にグリップ力の高い素材が使われているため、テーブルなどフラットで引っ掛けにくい面にも、固定しやすい点も秀逸です。

フックの先端にグリップ性の高い素材が使われている
フラットな面にも固定できる

このラバーエンドのグリップ性能により、出先で荷物の置き場がない、バッグを床に置くのに抵抗がある時などに、窓際やテーブル下にサッと収納スペースをつくれるのです。

木や金属(スチール)、プラスチックなど、様々な素材のフラット面で試したところ、いずれも高いグリップ力を発揮し、重い物を吊るしても安定感がありました。

「ヒーロークリップ」は、キャンプ、登山、旅行、レジャーはもちろん、普段から携帯しておきたいアクセサリーです。

折り畳んだ状態の「ヒーロークリップ・ミディアム」
野本 美樹