e-bike日々徒然

e-bikeで初めてバッテリー切れを経験した話

e-bikeのバッテリーが切れると、どうなるの? と気になっている方も少なくないと思います。そこで、筆者的e-bikeバッテリー切れ経験談を少々。

以前、e-bike試乗レビューとして「猛暑なら気温の低い高所へ行けばいい♪ e-bikeで富士山サイクリング&周辺観光へ」という記事を書きました。その時、富士山スカイラインから富士山富士宮口の五合目までヒルクライムした時、バッテリー切れを体験しました。

ちなみにこのヒルクライム、距離は約13kmで、標高差は900m少々。平均勾配は7%くらいですが、時々10%くらいの上りがあったりしつつ、基本的にはずーっと上りです。

でもe-bikeなのでキツい苦しいという感じはあまりしません。夏のヒルクライムですが、富士山スカイライン(旧料金所跡付近)から五合目までの道は気温も低めで涼しい感じ。快適にヒルクライムできます。

笑顔でヒルクライムですネ♪ スピードこそ出せないものの、ペダルをクルクルと回して行けばどんどん進む。鳥のさえずりや風に揺れる樹の葉の音を聞きながら、気分良くサイクリングです。

しかし五合目に近づくにつれ、急激にバッテリーが減り始めます。本格的にヒルクライムが始まる旧料金所跡付近では、確かバッテリー残量は80%程度。「これなら約13km・標高差900m少々くらい行けそうだ」と思っていたんですが……。

具体的には、バッテリー残量が50%を切ったあたりから「あれ? バッテリーの減りが速いような……」という感じがありました。そして残量30%を切ったあたりから「バッテリーが見る見る減る」という感じになりました。

また、その頃からアシスト力が足りない感じもしてきました。もしかして、電圧が下がるとアシスト力も下がるとか? 結局四合目手前あたりで「このアシスト力のなさはおかしい」ということで、予備バッテリーに交換。その時まで使ったいたバッテリーの残量は12%でした。

バッテリーを交換したら、あら不思議!!! というか、e-bikeが本来の力強いアシスト力を発揮。四合目〜五合目への登坂は、e-bikeでもけっこうキツい急坂ですが、でもペダルクルクル回す作戦でフツーにクリアできました。

その後は下って富士宮やきそば。運動後の食事は美味!!! もちろんデザートも欠かしません♪

涼しい高地でe-bikeヒルクライム!!! 快適だわ〜その後の食事も美味しいわ〜大満足ですわ〜♪

って、あれ? 何の話でしたっけ? ……そうそうバッテリー切れ。

e-bikeのバッテリー切れって、バッテリー残量数%になるとディスプレイにアラートとかが出てアシストが急にオフになったりするものだと思っていました。でも実際は徐々にバッテリー減少速度が速くなり、同時にアシスト力が弱くなっていく、というものでした。

冬場だともっとバッテリーの減りが速いかもしれませんし、アシスト力ががさらに大きく低下するかもしれません。でも平地であれば冬場でも、e-bike部の清水氏と増谷氏が宇都宮まで100km以上走ってバッテリーを余らせています。ともあれ、バッテリー電力が100%同じように発揮されることを前提にe-bikeサイクリングのスケジュールを組むと、後半で痛い目に遭うかもしれません。

個人的な印象ですが、e-bikeのバッテリーは50%を残してサイクリングが終わるくらいのスケジュールが良いような気がします。この残り50%のうち、何か想定外のことが起きたら30%で対処する。最後の20%は「あってないような残量」と考えておけば、痛い目に合わなさそうな気がします。

ただ、メーカーやドライブユニットなどによっては、必ずしもそうなるとは限りません。今回の話は、筆者の経験はほんの一例ということでヒトツ。

スタパ齋藤