941のイクメン徒然

子どもを育てるうえで参考になる、最近読んだ本を紹介します

 まいど、どうも! くしいです。

 年長の娘、ついに前歯が抜けまして「パパ! この隙間から種が飛ばせる!」とスイカの種を射出してきます。これで抜けた歯は3本目。どんどん大きくなっていってしまいますね。

無理して抜かないスタイルなので「グラグラしてきた」から1週間くらいかかります

 さて、このコラムではいくつか育児書や絵本など紹介していますが、今回は最近読んで「情報を正しく扱うとはどういうことか」ということを考えるきっかけになった一冊をご紹介。「正しい知識」と「論理的思考能力」を身につけるため、どのように考えて情報を判断するべきかということをわかりやすく解説してくれるものです。

 「各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと」という本で、産婦人科医、児童精神科医、内科医、小児科医、管理栄養士、歴史研究家、大学教授などがテーマ別に色々と解説をしています。公式サイトはこちら

新書サイズなので読みやすい。表紙は子どもにすぐボロボロにされます

 育児・医学・食・教育・番外編として放射能などについて触れられていて、「インターネットなどでこういった意見を見かけるが、このような背景があり、専門医としてはこう思いますよ」という話が色々と掲載されています。子育ては色々な考え方があり、親世代と現代の我々でも子育ての常識や考え方が異なったりしますが、この本を通して言われるのは、「根拠のない情報を鵜呑みにせず自分で考えましょう」ということ。つまり、この本に書かれていることさえも、「そういった意見があるのか」と思えることがゴールなのかなと感じる一冊でした。

具体的なエピソードから始まるので読みやすい

 偏った意見、強い表現などで不安を煽っている文章を目にする機会は多いですが、「本当にそうなのかな?」と疑問を持ち、出典となっている情報を探したり、関連する論文を探すという選択肢を得るきっかけになるのではないでしょうか。

 この本に書かれている内容が全て本当かはまた別の話ですが、書かれていることには出典となっている資料の掲載元も記載されていて、「情報の調べ方そのもの」を学ぶ機会になるのではと思うのでおすすめです。

櫛井 優介

1979年1月デビュー。シャイな奥さんと2013年の春に生まれた娘&2016年の秋に生まれた息子を溺愛し、お寿司が大好きなおじさんです。インターネットでは 941 と名乗っていることが多く、色んな会社に行ったりするブログ書いてます。櫛井だから941。
普段はLINE株式会社でエヴァンジェリスト / 技術広報。会社では技術系イベントの企画や運営などを担当してます。コラムは週末に書き溜めてるので微妙に時期がズレたりします。

Twitter:@941
ブログ:http://blog.kushii.net