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パナソニック、無電化地域向けのソーラーランタンを発売

ソーラーランタン本体

 パナソニックは、無電化地域で使用する「ソーラーランタン BG-BL03」を12月から海外で発売する。当初は、ケニア、ミャンマー、カンボジア、インドネシア、バングラデシュ、マレーシアの6カ国で、順次拡大する。

 このソーラーランタンは、電気設備が普及していない無電化地域で夜間照明として使用することを想定した製品で、灯油ランプなどの置換えを目指している。また、通信機器として普及している携帯電話の充電機能も持っており、“灯り”とともに“電源”としても機能する。自宅だけではなく、病院、学校、店舗、屋外などさまざまな場所で使える。

 ソーラーランタンは、IP34相当の防塵/防滴構造で、雨天でも使用できる。5個のLEDが360度の広い範囲を照らし、最大100lxの明るさがある。また、取っ手をつかって吊るしたり、立てて使うこともできる。

LEDは5個搭載される。明るさは弱/中/強の3段階で、それぞれ6/40/100lx
取っ手を活用し、吊るす、置く、持ち運ぶなど6通りの使い方ができる

 付属のソーラーパネルは出力が3.5W、約6時間でソーラーランタンを満充電でき、強で約6時間、弱で約90時間使用できる。また、ソーラーランタン本体の携帯電話用の充電端子は、USBで5V500mA。電池容量700mAの携帯電話を約2時間で充電できるという。

ソーラーパネルと接続した状態
携帯電話への充電例

 ソーラーランタンの本体サイズは133×138×60mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約400g。ソーラーパネルは186×206×39mm(同)、約630g。

 なお、パナソニックでは、創業100周年となる2018年に向けて、世界の無電化地域に同社のソーラーランタンを計10万台寄贈する「ソーラーランタン10万台プロジェクト」を開始している。

 プロジェクト初年度の2012年度は「コンパクトソーラーライト」を寄贈していたが、今年度からは今回発売となる「ソーラーランタン」が寄贈される。

伊達 浩二