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消費者庁、“特に回収すべき”リコール製品31機種を公開

~持っている人はまず使用停止を

 消費者庁は、現在リコール中の製品のうち、交換や点検を行なうべき31製品を公開した。

 今回の公開リストは、消費者庁が現在リコール中の製品について調査を実施し、特に製造・輸入事業者による交換・点検・修理をすべき製品、消費者の手元に多く残っている製品、事業者に置ける周知が不十分な製品など、特に回収すべき製品がリスト化されている。

 生活家電製品では、東芝キヤリアのエアコン、ダイキン工業のエアコンと空気清浄機、パナソニックの電気カーペット、ハイアールジャパンセールスの洗濯機、シャープ/富士通ゼネラル/LGの冷蔵庫、パナソニック/三洋の電子レンジなどが挙げられている。

 消費者庁では、今回挙げたリストの中で挙げられた製品を持っている人に対して、まずは使用を停止し、製造業者による回収などの案内を確認するよう訴えている。

【リストに記載されているリコール対象の生活家電製品(抜粋)】
対象製品ジャンル事業者名販売期間未改修・未回収台数
IH調理器永泰産業(テスコムブランド)2004年9月~2007年5月19,511台
エアコン東芝キヤリア1998年9月~2002年1月129,763台
ダイキン工業1995年1月~2002年10月309,388台
温水洗浄便座アイシン精機1982年~1998年600,435台
加湿器森田電工(現ユーイング)1999年9月~2003年12月55,515台
空気清浄機オーム電機2007年11月~2010年3月29,935台
ダイキン工業2006年8月~2010年3月318,359台
電気温風器森田電工(現ユーイング)1989年9月~同12月25,135台
電気カーペット松下電工(現パナソニック)1992年~2005年890,300台
電気マットワタナベ工業(山善ブランド)2004年8月~同11月66,333台
電気コンロ萬品電機製作所2003年~2008年不明
電気ストーブ燦坤日本電器2005年~2009年64,861台
フカダック2004年10月~2005年12月4,339台
2002年~2003年13,950台
洗濯機三洋ハイアール
(現ハイアールジャパンセールス)
2002年4月~2008年8月305,003台
冷蔵庫LG電子ジャパン
(現LG Electronics Japan)
2003年10月~2005年6月35,231台
富士通ゼネラル1994年10月~2002年3月106,388台
シャープ1996年12月~2001年3月586,282台
電子レンジ小泉成器1997年3月~2000年9月75,167台
千石(岩谷産業ブランド)1997年3月~2000年10月75,920台
松下住設機器(現パナソニック)1988年12月~1993年12月1,496,432台
三洋電機2000年6月~2007年9月740,848台
以下、改修・回収の対象となっている生活家電製品の一部を、写真で紹介する。永泰産業(テスコムブランド)のIH調理器
東芝キヤリアのエアコン
ダイキン工業のエアコン(室外機)
アイシン精機の温水洗浄便座
森田電工(現ユーイング)の加湿器
オーム電機の空気清浄機
ダイキン工業の空気清浄機
森田電工(現ユーイング)の電気温風器(セラミックファンヒーター)
松下電工(現パナソニック)の電気カーペット
ワタナベ工業(山善ブランド)の電気マット
燦坤日本電器の電気ストーブ(ハロゲンヒーター)
フカダックの電気ストーブ
優の電気ストーブ
三洋ハイアール(現ハイアールジャパンセールス)の洗濯機
LG電子ジャパン(現LG Electronics Japan)の冷蔵庫
富士通ゼネラルの冷蔵庫
シャープの冷蔵庫
小泉成器の電子レンジ
松下住設機器(現パナソニック)の電子レンジ
三洋電機の電子レンジ

正藤 慶一