ニュース
床の種類まで検知する日立の高級エアコン「ステンレス・クリーン 白くまくん」
(2015/9/15 17:19)
日立アプライアンスは、床の種類まで判別する「くらしカメラ 4」を搭載したルームエアコン「ステンレス・クリーン 白くまくん Xシリーズ」を10月31日より発売する。今回より新たにラインナップに追加した冷房能力9.0kW、適用畳数29畳程度の「RAS-X90F2」を含む全10機種で、価格は全てオープンプライス。2.2kW、6畳程度の「RAS-X22F」の店頭予想価格は24万円前後、適用畳数29畳程度の「RAS-X90F2」は41万円前後。
快適な空調を実現する「くらしカメラ 4」を搭載した高級ルームエアコン。日立のエアコンでは、従来より、人の位置を判定する「画像カメラ」、室温や人の周囲温度を検知する「温度カメラ」、家具の位置や形状を検知する「ものカメラ」の3つを搭載し、気流の通り道を認識。暖房時は足もとに暖気を、冷房時には気流をサーキュレーションすることで室内を快適にする機能を搭載していた。
業界初! 床の種類まで判別する「くらしカメラ 4」
新製品では、従来の機能に加えて、床の種類、天井、窓、壁の構造などを判別する「お部屋カメラ」を加えて「くらしカメラ 4」を新たに搭載した。お部屋カメラでは、業界で初めてフローリングとカーペット、畳など床の種類を判別し、種類に応じて温度をコントロールすることができる。日立によると、床材の種類によって素足で感じる接触温冷感が異なり、特にフローリングは冷たく感じるという。新機能では、フローリングの床には暖気を集中させ、カーペットには暖めすぎを控えるなど、床材に応じて自動制御する。
気流をコントロールする前面の吹き出し口には6枚のフラップを採用した「ステンレスフラップ 6」を新たに搭載。「くらしカメラ 4」で検知した情報を併せて、かしこく気流をコントロールする。
また「くらしカメラ 4」で冷房時に天井面の温度を検知し、「ステンレスフラップ 6」で天井面を直接冷やし天井からの輻射熱を抑える。従来のエアコンでは天井面を冷やせなかったため、室温が設定温度になっても、天井は熱いままだった。そのため天井からの輻射熱の影響を受けていたという。
個人差にも対応「風よけエリアセレクト」
同じ部屋にいても「暑い」「寒い」と感じる個人差にも対応する。体感温度に影響する気流をコントロールする「風よけエリアセレクト」では、リモコンで9通りのエリアから「風よけエリア」を任意で設定し、そのエリア以外にいる人には風をあてるよう気流をコントロールする。例えば、冷房時に暑いと感じる人には風をあて、寒いと感じる人には風をあてないという使い方が可能。
そのほか、暖房時に便利な機能も備える。最高温度約42℃で、足もと付近をしっかり暖める「ゆか暖」機能のほか、55℃の高温風で約30分間の連続運転が可能な「温風プラス」や、30秒で温風が吹き出す「すぐ暖房」機能も備える。
メンテナンス性ではエアコン内部の清潔さにもこだわり、通風路や吹き出し口のフラップ、フィルターに除菌効果のあるステンレスを使用した日立独自の「ステンレス・クリーン システム」を引き続き搭載。運転時間に応じてフィルターに付いた汚れを自動で掃除する「ステンレスフィルター 自動お掃除」機能も備える。