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ダイソン、PM0.1まで取り除く空気清浄機能付きファン

 ダイソンは、超微小粒子状物質PM0.1まで取り除く空気清浄機能付きのファン「Dyson Pure Cool(ダイソン ピュア クール)」を4月28日より発売する。価格はオープンプライス。店頭参考価格は64,800円前後(税抜)。

「Dyson Pure Cool(ダイソン ピュア クール)」と開発に関わったダイソンのエンジニア
カラーは、ホワイト/シルバーと、アイアン/サテンの2色が用意される
製品本体

PM0.1レベルの微粒子を99.95%除去

 空気清浄機能付きの扇風機。独自開発した360°グラスHEPAフィルターを採用しており、PM0.1クラスの超微小な物質まで、取り除ける点が特徴。

 羽根がない形状で風を作り出すダイソン独自のエアーマルチプライアー技術を採用しており、土台部分から吸い込んだ空気を上部から送り出す。その際、円形開口部を通過させることで空気を加速、周囲の空気を巻き込み、増幅させることで、強い風量を生み出す。Dyson Pure Coolは、扇風機、加湿器に続き、エアーマルチプライアー技術を活用した第3の製品カテゴリになる。

土台部分にフィルターが設置される
操作部
エアーマルチプライアー技術を搭載した製品群。加湿器(手前)、扇風機(奥)に続き、3製品目となる

 Dyson Pure Coolの開発にあたり、ダイソンが特に注力したのはフィルター部。1.1平方mのマイクログラスファイバーを254回折った高密度のフィルターで、360°から空気を吸い込むことができる筒状の形状を採用。PM0.1レベルの微粒子を99.95%除去することができる。フィルターは、交換式で1日24時間使い続けた場合の交換時期は約半年。交換用フィルターは6,000円前後。なお、8畳のスペースを清浄するのにかかる時間は約25分、10畳は約30分、26畳で約60分ほど。

フィルター部分
フィルターカットモデル。360°から空気を吸い込める構造とした
内部は254回折り曲げたマイクログラスファイバー。写真は1つのフィルター内部に折り曲げられているフィルターを伸ばしたもの
一般的なフィルターに比べて密度が高いという
フィルター内部構造。外側から空気を取り込み、上部に送り出す仕組み

既存の空気清浄機では充分ではない

 ダイソンの微生物学者であり、シニアパフォーマンスエンジニアのToby Saville氏は「日本は約3割の人が花粉症に苦しんでいる。それだけに空気清浄機も様々な物があるが、どれも大きく、使いづらい。また、身体の中に入った時に最も影響が大きいPM0.1クラスの超微小粒子状物質を取り除けていないのも問題。既存の空気清浄機は、空気を吸い込む速度が速すぎて、PM0.1クラスの微細な物質までは、取り除くことができない」

ダイソンの微生物学者であり、シニアパフォーマンスエンジニアのToby Saville氏
日本でもよく話題になっているPM2.5とDyson Pure Coolで除去できるPM0.1を模型で比較したもの。PM0.1はかなり小さい物質ということがわかる
本体カットモデル。フィルター内部にモーターが配置されている

 と、既存の製品の問題点を挙げる。また、実際に売り上げ上位の空気清浄機10製品と性能を比較したところ、その差が歴然だったことを明かした。

日本市場でトップ10の製品とDyson Pure Coolの性能を比較したグラフ。PM0.1の放出量を示している。Dyson Pure Coolが圧倒的な性能を誇る
Dyson Pure Coolのデモンストレーション。台座部分だけを箱で覆って、中に煙を充満させる
本体の電源を入れたところあっという間に白い煙がなくなった
本体上部からはきれいな空気が送り出される
ダイソンのシニア デザインエンジニアのOla Ppierkowska氏

 また、ダイソンのシニア デザインエンジニアのOla Ppierkowska氏は、製品の開発について「ジェームス・ダイソンから直接、空気清浄機を開発するようにとのオーダーがあり、その時の条件がPM0.1レベルの微粒子を99%以上、除去出来る製品というものだった。私達は開発に2年間以上かけ、450台以上のプロトタイプを作成した」と話す。

 さらに既存の空気清浄機との大きな違いとして、メンテナンスの簡単さを挙げる。

 「既存の空気清浄機のフィルターは複雑な手順でのメンテナンスが必要だが、Dyson Pure Coolは、交換時期が来たらフィルターを取り替えるだけ」という。

一般的な空気清浄機ではフィルターのメンテナンスに複雑な手順が必要
Dyson Pure Coolでは時期が来たらフィルターを交換するだけ
フィルターは簡単に交換できる

 今後については「Dysonは決して立ち止まらない。怠惰を避け、次なるステップに進み続ける」と話す。

 本体サイズは196×1,018mm(直径×高さ)で、重量は3.58kg。

(阿部 夏子)