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ダイソン、世界初の旗艦店を東京・表参道にオープン

~ロボット掃除機の発売は大幅に遅れて、年内の見通し

世界初となる旗艦店

 ダイソンは、世界初となる旗艦店「Dyson表参道」を4月17日、オープンする。東京・表参道の青山通りに面したAo(アオ)ビル1階に入居し、フロア面積は約100平方m。ダイソンが取り扱う掃除機、ファン、加湿器などのほか、先日ダイソン傘下を発表したダイソン氏長男が開発したLEDライト「ジェイク ダイソン ライト」なども展示される。ストアでは、実際に製品を手に取って、試せるスペースが用意されているほか、購入することもできる。

Dyson表参道
エントランス
エントランスサイドには掃除機の石像が用意されていた
オープンを記念して、先日発表されたPM0.1まで取り除く空気清浄機能付きのファン「Dyson Pure Cool(ダイソン ピュア クール)」のデモンストレーションが行なわれた。ウィンドウはスモークで真っ白の状態だったが……
数分後にはクリアになった
店内の様子

 住所は東京都港区北青山3-11-7で、営業時間は午前11時から午後8時まで、年末年始、店内メンテナンス時を除き、年中無休で営業する。

小手先のマーケティングではなく、テクノロジーで勝負

ダイソンの代表取締役 麻野信弘氏

 ダイソンの代表取締役 麻野信弘氏は、旗艦店のオープンについて「日本はダイソンの売上の1、2位を争う、大事なマーケット。日本のお客様は新しい技術や製品にとても関心があり、反応してくださる。ここ日本に世界でも初となる旗艦店をオープンできることは我々としてもとても誇りに思う」と話した。

 また、今後の取り組みについては「まだまだ始まりでしかない。ダイソンは、小手先のマーケティングではなく、テクノロジーで勝負していく。事実、現在でも毎週5億6,000万を研究開発に投資しているし、イギリス本社では新たに2,800億円の投資を決めた。これにより、イギリス本社では新たに3,000人のエンジニアを迎え入れ、会社の規模は従来の2倍程度になる」とし、今後も積極的な製品開発を進めていくとした。

 オープンにあたっては、ジェームズ ダイソンもビデオで、「ただ眺めるだけの店ではなく、製品を触って、ダイソンのテクノロジーやその機能を体験して欲しい」とのコメントを寄せた。

ジェームズ ダイソンもビデオでコメントを寄せた
実際に掃除機を試せるように、4種類の材質が異なる床面が用意されている
掃除機を自由に試すことができる
ゴミも複数用意されている
こちらは粉ゴミ
オガクズのような大きめのゴミも用意されている

春発売予定「ダイソン Eye 360 ロボット掃除機」は発売が大幅に遅れる見通し

 なお、Dyson表参道には、発売前のロボット掃除機「ダイソン Eye 360 ロボット掃除機」も展示されていた。同製品は昨年9月に2015年春に発売されるとして、発表されたものだが、発売スケジュールは現時点で未定。「年内には発売される見通し」だという。

 昨年の発表時点では、本体カラーは青のみだったが、ピンクも追加された。本体のデザインや、仕様などは変更されない見通しだという。

今年春に発売予定だった「ダイソン Eye 360 ロボット掃除機」。発売時期は現時点で未定だという
ニューカラーとしてピンクが加わった
本体裏面

 ダイソンではオープンを記念したキャンペーンを開催する。Dyson表参道で製品を購入後、その場でユーザー登録すると、通常2年間の保証期間を5年間に無料で延長するほか、17日のオープン当日から100日間にわたりストア来店者を対象とした「100のダイソンキャンペーン」を実施する。また、ダイソンの公式Facebookやtwitterをフォローした人先着2,500名にオープン記念ギフトをプレゼントする。

 キャンペーンの詳細は、ダイソンのホームページで確認できる。

阿部 夏子