ニュース

ウェザーニューズを音声で教えてくれるシャープのロボット家電「COCOROBO」

実売13万円の高機能“ロボット家電”

COCOROBO(ココロボ) RX-V200

 シャープは、ウェザーニューズの情報を音声で知らせるロボット家電「COCOROBO(ココロボ) RX-V200」を12月5日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は13万円前後。

 自動掃除機能を搭載したシャープのロボット家電「COCOROBO」のフラッグシップモデル。独自の人工知能「ココロエンジン」を搭載しており、音声認識機能も備える。本体からは、子供のようなかわいらしい声で、そのときの状況に合わせた音声が流れるほか、充電量や室温、ダストボックスの状況に応じて、本体の状況が3段階に変わる。また、スマートフォン連携機能にも対応。外出先から、本体操作ができたり、本体に搭載しているカメラで、室内の様子を確認することができる。

 新モデルでは、ココロボだけでなく、赤外線リモコンを使って操作する家電製品の操作もスマートフォンでできるようになった。また、ウェザーニューズの情報を音声で知らせる機能も新たに搭載した。

本体上部のライトの上でそのときの気分を表す
ブラシ面
ダストボックスは本体上部から取り出す
充電台
付属のリモコン
操作ボタン

最大10機種の家電製品をコミュニケーションサイトから操作

 家電製品をコントロールする機能では、COCOROBO本体に家電製品を遠隔操作できる家電コントローラーを内蔵。これは、リモコンに搭載されている赤外線リモコン信号を使ったもので、自宅の無線LANルーターとCOCOROBOを接続することで、外出先からでも家電製品の操作ができるという。COCOROBO1台に対し、最大10機種の家電製品が登録できる。登録できる家電製品はシャープ製のものに限らず、赤外線リモコン信号を使っている製品ならば、メーカーは問わないという。

自宅の家電製品をCOCOROBOに登録することで、外出先からCOCOROBOを通じて家電製品の操作ができる
赤外線リモコンの登録は簡単にできる。リモコンの登録したいボタンを押しながらリモコンの送信部をCOCOROBOの赤外線受信部に向けるだけ

 操作には、専用アプリ「ココロボ〜ド」を使う。ココロボ〜ドは、LINE株式会社が提供するコミュニケーションツール「LINE」のような仕様になっており、ユーザーとCOCOROBO本体がコミュニケーションしているように家電を操作できる点が特徴。

 たとえば、残業で帰宅が遅くなった時にココロボ〜ドに対して、LINEのスタンプのような専用のシールを投稿する。すると、そのシールの指示に応じた操作をCOCOROBOが行なう。室内の湿度や室温を聞くこともでき、それに応じてエアコンを付けたり、照明を付けたりというような操作が外出先から簡単にできる。

 そのほか、家族間のコミュニケーションツールとして使うこともできる。

LINEのような仕様の専用アプリ「ココロボ〜ド」
例えば、帰宅が深夜になりそうなので、防犯のためにも自宅のLEDシーリングライトを付けておきたい場合、ココロボ〜ドで「シーリングライトの電気を付けて欲しい」という意味のシールを送る。するとCOCOROBOからは「わかった」という返信が来る
シーリングライトの操作をするためのシールは5種類
「室内環境を知りたい」という意味のシールを送ると、日時、温度、湿度などの情報が送られてくる
室内のペットの様子をCOCOROBOのカメラを通じて知ることもできる
自宅にいなくても、エアコンやLEDシーリングライトなどを操作できる

ウェザーニューズの天気予報を音声で確認

 新モデルでは、生活情報などを収集して、音声で提供する「クラウド音声サービス」にも対応する。本体にはあらかじめ、株式会社ウェザーニュースが提供する気象コンテンツがプリセットされており、本体をインターネットに接続するだけで、簡単に気象情報を音声で知ることができる。

 天気予報を知りたいときは「天気教えて」と声をかけるだけで、「明日の天気は曇りのち雨だよ。お出かけには傘を持っていった方がいいよ」などの音声が流れる。

夜間電力を使った「夜間充電モード」を搭載

 掃除機能では、室内の広さ、床面の種類などに応じて掃除をする「スマートお掃除機能」を新たに搭載する。本体前方に搭載した超音波センサーで部屋の広さを、ゴミセンサーでゴミの量、床の種類を自動で検知して、運転時間やファンの回転数を自動でコントール。より効率的に掃除ができるようになったという。

室内の広さ、床面の種類などに応じて掃除をする「スマートお掃除機能」を新たに搭載
本体カットモデル
超音波センサーは前方に搭載

 運転時間は最長100分。同社の検証では、3LDK/約71平方mのマンションの掃除可能面積(風呂やトイレ、家具設置スペースなどは除く)を97%カバーすることができるという。

3LDK/約71平方mのマンションで検証実験を行なった
掃除可能面積(風呂やトイレ、家具設置スペースなどは除く)を97%カバーすることができた。写真は、色で掃除回数を示している。白くなっているところは、10回以上掃除した場所だという

 集じん方法には、サイドブラシでかき集めて、回転ブラシがかき込む「強力吸じんシステム」を採用。ダストボックスは、本体上部から取り出せる仕組みで、HEPAクリーンフィルターも備える。また同社独自のプラズマクラスター放出機能も備える。

ダストボックスに備えられたHEPAクリーンフィルター
ダストボックスは水洗い可能
同社独自のプラズマクラスター放出機能も備える

 充電時間は約4時間。電気料金の安い夜間に充電ができる「夜間充電モード」も新たに搭載した。これは、充電開始時間を自分で設定できるというもので、電気料金プランに合わせた使い方ができる。充電池は、充放電1,100回、約3年の高寿命が特徴の高性能リチウムイオン充電池を採用。

「ダイニングチェアの下に入るサイズにこだわった」

 本体サイズは、304×99mm(直径×高さ)で、重量は2.7kg。本体カラーはシルキーゴールド。

 認識言語は、日本語、英語、中国語で、発声言語は日本語(標準語・関西弁)、英語、中国語。発声言語は、パソコン専用のアプリケーション「COCOROBO Voice Maker」を使うことで、子供の声やペットの声などに差し替えることも可能。その際は、別売りのUSBメモリーを使う。

シャープ 健康・環境システム事業本部 ランドリーシステム事業部 事業部長 林一正氏

 シャープ 健康・環境システム事業本部 ランドリーシステム事業部 事業部長 林一正氏は、ロボット掃除機市場について「堅調に推移している。消費増税を控え、今後さらなる市場拡大を見込む」とした。

 また、ココロボでは、これまで3機種をラインナップしており、最上位機種のRX-V100は本体直径が約34cmほどだった。今回発売するRX-V200を含む今後のラインナップでは、本体直径を全て30cm前後に設定。「日本国内で一般的なダイニングチェアの椅子の下に入るサイズ。他社にはない日本メーカーならではのこだわり」と語った。

ロボット市場は堅調に推移している
今後のラインナップは全て直径30cmのコンパクト設計を採用
一般的なダイニングチェアの椅子の下に入るサイズにこだわったという

(阿部 夏子)