パナソニック、高級食パンのおいしさを目指したホームベーカリー

SD-BMS104

 パナソニックは、高級食パンのおいしさを目指したホームベーカリー「SD-BMS104」を9月20日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は36,000円前後。

 1斤タイプのホームベーカリー。SD-BMS104では、高級食パンの美味しさを追求した「パン・ド・ミ コース」を新たに搭載した。同社が考える高級食パンは、「皮が薄めでパリッとした食感、中身はイースト臭が少なく、小麦などの素材の風味が引き立ち、食感がソフトで口どけがいい」というもの。

 パン・ド・ミ コースでは、高級食パンの味と食感を再現するために、遠赤放射率を高めた遠赤フッ素をパンケース内面に採用した「遠赤フッ素パンケース」と、熱の反射によりパンの天面も効率よく焼き上げる「熱反射ミラー」を搭載した新たな加熱構造を搭載。高い熱効率でパン全体を素早く焼き上げることで、皮を薄くパリッと仕上げることができるという。

 さらに、焼きあがったパンのイースト臭を少なくするため、使用するイーストの量を半分とした。通常より時間をかけて低温でゆっくり発酵させることで、イーストの臭いを少なくし、ふっくらとした口どけの良いパンを焼くことができるという。

パナソニックが考える高級食パンとは「皮が薄めでパリッとした食感、中身はイースト臭がすくなく、小麦などの素材の風味が引き立ち、食感がソフトで口どけがいい」ものだという高い熱効率で素早くパンを焼き上げるために、遠赤放射率を高めた遠赤フッ素をパンケース内面に採用した「遠赤フッ素パンケース」と、熱の反射によりパンの天面も効率よく焼き上げる「熱反射ミラー」を新たに搭載した

 そのほか、具材パンを作る時に使用する「レーズン・ナッツ容器」を従来の約1.8倍大きくした。レーズン・ナッツ容器は、レーズンパンやチーズパンなど具入りのパンを作る時に使用する容器で、パナソニックのホームベーカリーでは、工程中、タイミングの良いところで自動で投入される。容器を大きくしたことで、最大100gまでの具材を自動投入できるようになった。

 また、具材の味や食感がより楽しめるように、具材を混ぜ込む工程を独立させる「具材粗混ぜ機能」も新たに搭載した。従来は生地のねり工程で具材を入れていたため、ベーコンやチーズなどの柔らかい具材は形がほとんど残っていなかったという。具材粗混ぜ機能では、具材を混ぜ込む工程をねり工程から独立させた。パン羽根の回転を遅くすることで、柔らかい具材も形を残しながら混ぜることができるという。

「レーズン・ナッツ容器」を大きくしたことで、従来よりたくさんの具を入れられるようになったチーズやベーコンなどの柔らかい具材もしっかり残すために混ぜ込む工程を独立させた

 自動コースでは、材料をセットするだけで簡単に生チョコができる「生チョココース」、小麦粉に冷やご飯を混ぜて作る「ごはんパンコース」を新たに搭載した。生チョココースでは、チョコレートの特性に合わせた最適なプログラムにより、加熱・攪拌を行ない、口どけの良いなめらかな生チョコを作れるという。

 ごはんパンコースでは、小麦粉に冷やごはんを配合してパンを作る。冷やごはんは最大200gまで配合可能で、米の甘みや風味を活かしたパンを作ることができる。ごはんは白米だけでなく、玄米や赤飯、カレー風味などのアレンジも可能。

小麦粉に冷ご飯を配合してつくる「ごはんパン」。白米以外にも赤飯やカレー味にも対応する

 このほか自動メニューとして、全粒粉パン、米粉100%パン(グルテンあり/なし)、メロンパン、デニッシュ風パン、天然酵母パン、白パン、蒸しパン、あんパン、もち、うどん・パスタ生地などを備える。

 本体サイズは241×304×345mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は6.2kg。消費電力はヒーターが370W、モーターが80/75W(50/60Hz)。本体カラーはノーブルシャンパン。





(阿部 夏子)

2011年6月30日 13:05