やじうま大掃除ウィーク
剥げるように汚れが落ちる!? 水回りの救世主「激落ちくん」
2016年12月7日 07:00
12月に入り、いよいよ大掃除シーズンの到来だ。今週の家電 Watchは「やじうま大掃除ウィーク」と題して、オススメの掃除方法を紹介していく。今年は“プロ仕様の大掃除”をテーマに、掃除のプロに大掃除のコツを聞き、実際に編集部スタッフが試してみた。
3日目となる今回は、洗面所の大掃除方法を紹介する。
・1日目:掃除のコツ編
・2日目:窓まわり編
・3日目:洗面所編
・4日目:キッチン編
・5日目:浴室編
放っておいた水周りの汚れ
築30年は経つ我が家のマンションの洗面所は狭い。洗面台と洗濯機とが置いてあり、すぐ隣には風呂場が配置されている。洗面台は、1日に何度も水を使い、お風呂の湿気にもさらされる。気が向いた時には、ぞうきんでササッと掃除するものの、本格的に掃除するのは1年ぶり。色々な汚れがこびりついていた。
今回は、掃除のコツを聞いた高橋さんから「セスキ炭酸ソーダ」がエコ洗剤として有能と聞き、さっそく購入してみた。この洗剤をもとに、自分なりに洗面台の大掃除をした。
さっそく薬局で「セスキの【激落ちくん】 泡タイプ」(以下:セスキ)を買ってきた。正確には、アルカリ電解水にセスキ炭酸ソーダが配合されているというもの。天然の「トロナ鉱石」から作った自然素材で、洗剤が入っていないのに、汚れをキレイに落とすという。果たしてどれだけ汚れを落としてくれるだろうか。
今回購入したのが「泡タイプ」(価格:369円)だったため、吹きかけた泡が時間をかけてジワジワと落ちていく。他の場所を掃除しながら、10分間程度、そのままにしておいた。その後、雑巾で拭き掃除。貼り付いていた汚れが、ぺろりと剝けるように取れる箇所もあり、セスキの効果を実感した。
自然素材のセスキで、これだけキレイになればおおむね満足。手荒れにもなりづらいということだが、実際に素手で掃除した後にも肌が乾ききるということはなかった。
洗面台のこびり着いた汚れは、専用のメッシュシートで磨いて落とす
長年使っていると、こびり着いてなかなか落ちない、黒ずみや水垢などの汚れも多い。前述の高橋さんによれば、レッツメイトの「クリーンメッシュ」でなら、そんな超頑固な汚れも落とせるという。
網目状になった薄いシートである「クリーンメッシュ」は業務用清掃用品なので、一般店舗での販売はない。製造元に問い合わせたところ、ネットショップ「カンカンハウス」で購入してほしいとのこと。価格は1,280円(税抜)。
さっそく落ちなかった汚れ箇所を、クリーンメッシュを使って洗ってみた。使い方は簡単で、シートを濡らして汚れ部分をこすっていくだけ。使ってみて分かったが、研磨していく感じだ。こするというよりも、磨く感じ。そのため肌の弱い人などは、ゴム手袋をはめてから使うなどした方が良い。また、使用できるのは陶器部分だけで、プラスチック部分には使ってはいけない。
目が細かいためか、一気にキレイになるわけではないが、丹念にこすっていくと、徐々に汚れが消えていくのが実感できた。
クリーンメッシュは陶器やホーロー用なので、プラスチックや鉄などには使えない。逆に、洗面台のほかにも、陶器製の便器であれば使用可能だ。
洗濯機の下は針金ハンガー+ストッキングでホコリを一掃
洗面所の汚れの元になりがちなのが、洗濯機の周辺。特に防水パンと洗濯機の間の汚れは気になる。パッと見て汚く見える汚れは、さすがに1年中、放ったままにしておくことはない。だが、洗濯機の下にまでは目を向けづらい。
日本ハウスクリーニング協会理事の高橋さんのアイデアでは、針金ハンガーに、使い終わったストッキングをかぶせたものを、使うと良いとのこと。
我が家の洗濯機の下は、隙間のある箇所が限られていた。側面の一部からハンガーストッキングを差し込み、何度か前後に動かしてみた。その後で、ハンガーストッキングを抜き取る。