やじうま大掃除ウィーク
年末の大掃除前に! まずは“掃除機の大掃除”をしよう
(2015/12/7 07:00)
12月に入り、いよいよ大掃除シーズンの到来だ。今週の家電Watchは「やじうま大掃除ウィーク」と題して、オススメの掃除方法を紹介していく。今年は“家電の大掃除”をテーマに、普段使っている家電を大掃除して、スッキリと新年を迎えよう。
第1弾では、ライター・藤山哲人氏による“掃除機の大掃除”方法をご紹介する。
モーターヘッドの髪の毛や糸ゴミは裁縫用具のリッパーで
長年使っている掃除機は、どうしても臭くなってしまう。サイクロン式の掃除機はこまめにゴミをすてるのでそれほど臭わないが、紙パック式の掃除機は何週間、ヘタをすると何ヶ月もゴミをためっぱなしになるので、それだけ臭ってしまう。
掃除機の掃除でまずやりたいのは、モーターヘッドに絡みついた髪の毛や糸ゴミだ。キャニスターからロボット掃除機まで、モーターヘッドを持った掃除機は多い。
これを簡単に掃除できるのが、100円ショップの裁縫コーナーで売っているリッパーだ。
男子にはあまり馴染みのない道具かもしれないが、間違えてミシンがけしてしまった糸を切る道具だ。尖った先で糸を手繰りよせ、根元にある弓形の刃で糸を切る。
これをモーターヘッドの軸に沿って押し出していうと、絡んだ髪の毛や糸ゴミがあっという間に切れて、あとは手で引っこ抜くだけでいい。コレまでハサミやカッターで切っていたという人は、その簡単さに驚くだろう。
掃除機の掃除はまず説明書探しから
掃除機に限らず、家電の掃除をする場合は説明書が必要だ。なぜなら家電は電子部品なので、水濡れ禁止のパーツもあるからだ。
かといって何十年も前に買った掃除機の説明書、スグにでてくるワケがない。ファイリングしてあるかすら怪しい。そんなときには、Googleで説明書を探すといい。
検索語にメーカー名、型番、説明書を入力して検索するだけだ。何十年も前の説明書まで探し出せて驚くに違いない。ただし海外製の掃除機は、説明書をダウンロードできるところが少ないので、シッカリ保管しておくように心がけよう。
なおほとんどの電子説明書を見るには、Acrobat Readerという無償アプリ必要。あらかじめGooglePlayやAppleStoreでインストールしておこう。
どこが洗えてどこが洗えない?
家電は電子機器なので、洗っていい部品とダメな部品がある。とくにサイクロン掃除機や海外製の掃除機は、洗えそうで洗えない部品があるので要注意だ。さらに注意したいのは、海外製の掃除機。海外では掃除機を洗う習慣がないので、水洗いだのなんだのと書かれていないことが多い。
そんなときは、絶対水洗いしないこと。なぜなら、「ええ! こんなところにも電子部品が入っているの!」という場合があるからだ。とあるロボット掃除機は、ダストカップの中にモーターが内蔵されているので、水洗いできないなんてことがある。
フィルターは最後にファブリーズで仕上げ
たいていの掃除機には、フィルターが入っている。ゴミを分離する役割の場合もあれば、モーターの中にゴミを吸い込んでしまわないようにするためなど色々だ。
しかし常にゴミが付着した状態で内部にあるフィルターは、ニオイの元になったり、カビの温床になりかねないので注意する。
水洗い禁止のフィルターは、後述の「洗えない部品はエアーダスターで」を参照して欲しい。
油汚れになっている場合は、食器洗い洗剤を使って揉み洗いし、縮まないように陰干しにするといい。ニオイが気になる場合は、最後にファブリーズで仕上げてもいいだろう。
水洗いできない場所は雑巾がけ、そのポイントは?
掃除機本体や水洗いできない箇所は、中性洗剤をまぜた雑巾がけ。ポイントになるのは、次の部分だ。
普段ゴミが溜まるところ
ダストカップが洗えないときや、紙パック式掃除機の内部など
ダストカップまわりのゴムパッキン
ゴミが挟まっていたり、汚れが付いていると密閉性が悪くなり吸引力が落ちてしまう。カップと本体の接合部やフタなど要チェック!