やじうまミニレビュー
メイベリン「パルス パーフェクト ウォータープルーフ」
メイベリン「パルス パーフェクト ウォータープルーフ」 |
アイメイクをしっかりするだけで、女性の顔の印象は随分変わる。それだけに、マスカラやアイシャドーなどアイメイクに関わるメイクグッズの種類はそれこそ数え切れないほどある。その年の人気色とか、ラメの流行など、メイクに関する流行はシーズン毎にあるが、その中でも最近注目を浴びているのが電動のマスカラだ。
外資系のメーカーが最初に発売した電動式のマスカラは、これまでにないユニークな発想が注目され、女性誌やインターネットですぐに話題を集めた。これまでにない機構が搭載されているとあって、気にはなっていたが、5千円近くする高級製品だったということもあり、なかなか手が出せなかった。それが、この春メイベリンから2,000円以下の電動マスカラが新たに発売され、これなら私でも買える! と思いさっそく試してみた。
メーカー | メイベリン |
製品名 | パルス パーフェクト ウォータープルーフ |
希望小売価格 | 1,995円 |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 1,656円 |
メイベリンは、リーズナブルな価格と豊富なラインナップが人気のアメリカのメイクグッズメーカーだ。基礎化粧品から、ファンデーション、リップグロスなど扱うグッズは多岐にわたるが、その中でもマスカラは人気が高い。私自信、高校生のころから愛用している。本当のまつ毛以上に“盛れる”そのボリューム感が幅広い世代に受けているようだ。
製品パッケージ | ブラシを取りだしたところ | ブラシ部分 |
製品の説明をする前に、なぜマスカラを電動にするのかという話だ。そもそもマスカラとは、まつ毛のカールをキープするためにまつ毛を固めるための化粧品だ。最初は柔らかいが、少しおいておくと、乾燥して固くなる。均等に付けないと、固まってダマになりやすいため、専用のブラシでまつ毛に塗布していく。その時に、まつ毛全体にマスカラが行き渡るように、上下や左右にブラシを動かしていくのだが、実はこれが難しい。
ブラシをうまく動かさないと、均等に塗ることができないし、ブラシの動かし方によっては、まぶたについてしまったりもする。ここで、電動ブラシの登場だ。電動でブラシを細かく振動させることによって、まつ毛の1本1本を包み込むように、マスカラを付けることができるのだという。
次に本体を見ていこう。電動という言葉から、本体は普通のマスカラよりゴツイのかな、と勝手に想像していたが、実際は全く変わらない。手元にあった同じくメイベリンのボリュームタイプの製品より小さいくらいだ。普通のマスカラと違うのはキャップ上に小型の電池が設けられていることだ。高級メイクメーカーの電動マスカラでは電池内蔵となっているが、パルス パーフェクト ウォータープルーフではキャップの上にしっかりとその存在を確認できる。
パルス パーフェクト ウォータープルーフ(左)と、同じくメイベリンのボリュームタイプのマスカラ「ボリュームエクスプレス マグナム」(右)を比べたところ | ブラシ部分。ボリュームタイプ(右)に比べるとパルス パーフェクト ウォータープルーフ(左)の方が細長い |
キャップ上部には電池が設置されている | 電池ケース横にスイッチが設けられている。使用中はこのスイッチをずっと押しっぱなしにする |
メイクグッズとしては少々味気ない気もするが、そこは半額以下の値段で製品を提供しているのでしょうがないところだろう。ちなみに、電池は使い捨てで交換はできない。が、電池寿命は約800時間で1日1時間使っても約2年だというので、普通に使っていれば電池よりマスカラ液の方に寿命がくるだろう。
使い始める前に、まず電池ケースから絶縁シートを抜きとる。電池ケースの横には、小さなスイッチが用意されていて、このスイッチを押している間だけ、ブラシ部分が振動するという仕組みだ。パルス パーフェクト ウォータープルーフでは、1秒間に100回ブラシが振動するという。
使用しているところ。まつ毛まで振動するので、最初はその感覚に驚く |
実際に使ってみると、まずはその振動に驚く。振動がまつ毛に伝わって、くすぐったさを覚えるほどだ。振動といっても左右に揺れるような動きではなく、イメージ的には電動歯ブラシに近いような振動だ。
以前は、ブラシを前後左右に動かすようにしてマスカラをまつ毛に付けていたが、パルス パーフェクト ウォータープルーフの場合、ブラシが振動して、何もしなくてもまつ毛にたっぷりマスカラが付く。
この製品のいいところは、手間をかけずに量をたっぷり塗れることと、比較的ダマになりにくいというところだ。細かく振動するので、普通のマスカラに比べてドバっと量が付きにくく、失敗が少ない。1回でたっぷり付けられるので、いまや手放せないメイクグッズになっている。
ウォータープルーフで水や汗に強いというのも、これからの季節便利だ。
気になるのは、振動スイッチの位置だ。片側についているので、片目を終えて、もう片方の方に移るときにやや違和感を感じる。ここらへんは、メイクの仕方によっても差がでるので、メイクコーナーで一度試してみるといいかもしれない。
最初は少々イロモノかなと思っていたが、使い始めたらこれ以外は使えないかも! と、クセになるほど。案外、これからのスタンダードになるかもしれない。まずはドラッグストアなどに用意されているテスターでその振動を確かめてみてほしい。
2010年 6月 14日 00:00
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