やじうまミニレビュー

RHODIA「BLOC RHODIA N°13」

~立った姿勢で使うためのメモ帳
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


RHODIA「BLOC RHODIA N°13」

 デジタルレコーダー、デジタルカメラ、パソコンなど取材の時はたくさんのデジタル機器を携えて出かけていくが、結局一番役立っているのは手書きで書いたメモだったりする。特に大型の展示会や見本市の取材の時は歩き回りながらたくさんの製品を見ていくので、カメラ以外に持ち歩いているのは、メモとボールペンだけだ。

 これまで自分で買った物や、もらいもののメモなど実に30個以上のメモ帳を消費してきたが、最近気に入っているのが、RHODIA(ロディア)の「BLOC RHODIA N°13」だ。


メーカーRHODIA
製品名BLOC RHODIA N°13
希望小売価格294円
購入場所楽天市場
購入価格同額


 フランスの文具メーカーRHODIAの製品は立った状態での使用を想定して作ったという製品を数多く扱っており、職業柄、必ずチェックするメーカーだ。294円という価格はメモ帳としては高級な部類に入るが、とにかく使い勝手が気に入ってここ最近愛用している製品だ。使いやすさのポイントとしては、書きやすいこと、めくりやすいこと、そして捨てられることが挙げられる。

 まずは書きやすさについて。本体の表紙は裏表紙と一体になっているタイプで、紙はしっかりした厚紙になっている。ここまでは普通のメモ帳とあまり変わらないが、RHODIAのメモ帳は、裏表紙以外にもう1枚厚紙がセットされていて、下敷きとしての役割を果たしている。立ったままメモをするとき、この安定感がありがたい。片手でメモを支えながらでも、どんどん書き込むことができるのだ。また、紙質も良く、表面が滑らかで文字がかすれたりするようなことがない。

本体裏側には、裏表紙のほかにもう一枚厚紙がセットされている厚紙があることで、立ったままでもしっかりと筆記ができる片手に持った時のサイズ感はこのくらい。やや大きめではあるが、メモの量が多い私の場合はちょうど良い

 次にめくりやすさについて。取材の時は、相手の話の中で重要なことだけを書き留めていくのだが、1枚のメモに収まらないことも多く、当然、メモ帳のページをめくる必要がある。RHODIAのメモ帳は、紙の上辺を大型のホチキスで留めてあるだけなのでとてもめくりやすい。リングタイプのように紙が引っかかることもなく、のり付けしてある製品のように固さもないので、一連の動作がとてもスムーズに行なえるのだ。

 最後に捨てることができるという点について。RHODIAのメモ帳では上辺に切り取り線が入っていて、いらなくなったメモはすぐに捨てることができるようになっている。実は、この機能、取材の時にかなり役立っている。

 メモ帳は取材時の重要な情報源で、記事を書く時には、それこそ替えの効かない大切なものだが、それはその日1日だけで、記事が出来上がった後は、見直すこともなく、そのまま捨ててしまうということがほとんど。いらなくなったメモをその都度捨てることで、新たな取材をするときに1ページ目から書き込むことができる。取材の時に、白紙のページを探してメモ帳をひっくり返すこともなく、いつも新しい気持ちで取材に向かうことができるのだ。

紙は、上辺の大型ホッチキスで留められている。のり付けなどはされていない。表紙には、裏側に折り込むことを前提とした折り目があらかじめついている折り目は上辺までの幅、本体の幅などがピッタリなのでとても使いやすい使い終わったメモはすぐに破り捨てることができる。紙の分量が少なくなってもメモの使い勝手が落ちないというところもポイントだ

 立っている時の姿勢はもちろん、状況や使い勝手まで考慮された素晴らしい製品。毎日のように取材に出かけ、メモを取っている私にとって、今やなくてはならない製品となっている。




2009年 7月 23日   00:00