やじうまミニレビュー

光の調節が自在にできるLED LENSERの自転車用ライト

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LED LENSER(レッドレンザー)「SEO B3」

 10月に入り、急速に日が短くなっている。10月16日現在の日の入り時間は、17時5分。学校や仕事から帰る頃には、外は真っ暗。そんな秋冬に使う頻度が高まる自転車用ライトを新調した。

 使い始めたのが、ライト界では泣く子も黙るかもしれないLED LENSER製の「SEO B3」。

メーカー名 LED LENSER(レッドレンザー)
製品名 SEO B3
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 4,735円
本体を前方からみたところ
横方向から見たところ
LEDのチップ1つで100lm、200Luxの明るさ
ハンドルバーなどには固めのゴムバンドで固定する
長いバンドなので、太めのバーにも余裕で付けられそうだ

筆者が感じた4つのメリット

 SEO B3の筆者にとってのメリットは、下記の通り。
1. 角度調節が簡単
2. 電源オフがワンボタンで可能
3. 電源が乾電池
4. ヘッドライトとしても使える

ほぼ無断階で、ライトの角度を変えられる

 まず角度調節について。人が多く明るい表通りと、人が少なく暗い裏通りを交互に走ることが多い筆者にとっては、自動車のライトのようにハイ/ローを、簡単に切り替えられるものが欲しかった。

 SEO B3は、ライトのヘッド部を前方/後方に倒したり起こしたりすることで、光の角度が調整できるのだ。カリカリカリと、ほぼ無断階で調節でき、自転車に乗ったままでも気軽に変えられる。

ライトを上方に向けているところ
下方に向けたところ
光束を絞った状態では、上に向けると軽く20m先まで照らせる(写真の壁までの距離は5mほど)
下に向けると、すぐ前の道路状況が分かりやすく、通行人も眩しさを感じないはず
消したい時にワンボタンで消灯でき、消し忘れない

 ライト上部にある1つのワンボタンだけで、光の強さや色を調整する。1度押すと強い光が点灯(100lm)、カッカッと2度押すと弱い光(照度80lm)。カッカッカッと3度押すと点滅する。さらにボタンを長押しすると赤いLEDが点灯。

ライト上部のボタンで、点灯方法を変更できる
赤色LEDライトも内蔵。ちなみに前方に赤色灯を使うのはルール違反

 これまで使ったライトで多かったのが、「強」→「弱」→「点滅」→「消灯」し、さらにもう一度押すと「強」に戻るというループ式の操作。もしくは「強」→「弱」→「消灯」→「強」……とループし、長押しで「点滅」するライト。これらの方法だと、「強」で使った後に消灯したい時に、複数回ボタンを押さなければいけない。これが意外と面倒なのと、しっかりとボタンを押せていなかったり、押しすぎたりして消灯できていなかった、なんてこともよくあった(周囲が暗い場合は、消し忘れることはない。だが、夕暮れ時や、駐輪場など照明で明るい場所では夜でも消し忘れることも)。

 これがSEO B3では、ライトを照らしてから一定時間が経つと、ボタンを1度押せば「消灯」してくれる。「強」で使っていても、数秒後に1度ボタンを押せば、すぐに消灯するのだ。これでボタンを何度も押す必要がなくなり、ライトを消し忘れることがなくなった。

電源が単三形乾電池だから長持ちするうえ、補充しやすい
電源は単三形乾電池3本。裏蓋を開けて入れる

 これは好みの問題だが、乾電池で使えるライトが好きだ。USBで充電する強力なLEDライトも増えてきたが、筆者の場合は街乗りが主で、真っ暗闇を走ることがないので照度はそこそこでいい。それに、充電式だとバッテリーの持ちが短いことが多く、充電する手間がかかる。その点、乾電池式のライトは長持ちするうえ、いざ電池が切れてしまったという際にも、すぐに手に入れられる。

筆者の自転車だと、装着できるギリギリの本体サイズ

 ただし乾電池式のデメリットもある。それは、本体が大きくなること。特にSEO B3は、単三形乾電池を3本も必要なので、どうしても乾電池を入れる部分が大きくなる。あまり大きなものを自転車にゴテゴテと装着したくない筆者には、気になる点でもある。

緊急時にはヘッドライトとしても使える

 SEO B3は、もともとヘッドライトとして設計されたようだ。実際、「SEO 3」としてヘッドバンド付きのヘッドライトとしても販売されている。

乾電池入れの脇にある、この突起をグゥ〜っと押すと、自転車用のブラケット(固定具)を取り外せる
ブラケットを外したところに、ヘッドバンドを通せば、ヘッドライトに早変わり

 もしSEO B3に付けられるヘッドバンドを持っていれば、緊急時にも役立つだろう。筆者は玄関に自転車を置いているので、イザッ! という時にはライトをササッと外して外に出るというふうに想定している。バンドは持っていないが、細いヒモなど代替品はどこかでなんとかなるだろうと。

 赤いLEDが用意されているのも、ヘッドライト用途を想定していたからだろう。赤色ライトの方が目へのインパクトが少ないので、使うこともあるかも。

その他のポイント

 明るさは100lm。暗闇を高速で走ることがなければ、前方をしっかりと照らしてくれる必要十分な明るさだ。光の絞りも、ライトの先端にあるリングを回せば簡単に調整できる。

ライトの先端にあるリングを回すことで絞りを調整できる
光をワイドにしたところ
光を絞った状態

 1灯の明かりのある駐車場で、どんな灯りかを見たのが下の写真 (カメラのISO感度、絞り、シャッター速度を固定して撮影)。約5m先の壁を照らして比較してみた。

光量「強」で、光束をワイドにしたところ
光量「弱」で、光束はワイドのまま
光量「強」で、絞ったところ
光量「弱」で、絞った光

 光は、自転車用にチューニングされていないため、光束は真円。ワイド/強での光は、少し光にムラが目立つ。写真では分かりづらいが、ワイド/弱にした際にも、しっかりと光を届けている。

 光束を絞ると照らす範囲は狭まるが、強力に前方を照射。20m先でもしっかりと照らす。街中を走っている時には使わないが、遠くまで照らしたい時には有効なのだろう。

街中のナイトライドには最適なライトだ

 一番気に入ったのは、やはり照射角度を簡単に調整でき、歩行者にも配慮できる点。明るさの問題などもあり、暗闇を高速で走るのには適していないが、街灯のある街中を走るのには最適な自転車用ライトだ。

(河原塚 英信)

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