やじうまミニレビュー
会社や自宅での急速充電ステーション「かしこいUSB充電器」
by 藤山 哲人(2015/3/24 07:00)
スマホに付属してくる充電器、いわゆるUSB-ACアダプターは、コンセント1口を占有し、USB出力は1ポートだけというのが普通だ。でも困ったことに、会社のデスクはパソコンやディスプレイで慢性的なコンセント不足。スマホを充電しようとすると、コンセントの奪い合いになる。
そんなときにオススメしたいのが、サンワサプライの「かしこいUSB充電器 700-AC011」だ。USB出力は6ポートあり、最大10Aまで出力OK。しかも、充電に2A以上必要なタブレットをどのポートに差し込んでも急速充電ができる。もちろん、1A程度で十分なスマホも充電でき、最大6台で同時充電できるのだ。
メーカー名 | サンワサプライ |
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製品名 | かしこいUSB充電器 700-AC011 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,980円 |
何より本体をコンセントに直接差し込むタイプではなく、パソコンのACアダプターのように、本体に付属の電源ケーブルを繋ぎ、そのプラグをコンセントに差し込むタイプなので、隣のコンセントを塞がない。カラーは白と黒がある。
とにかく小さくて使いやすいUSBハブサイズ
本体の大きさは、26×99.5×69mm(幅×奥行き×高さ)。突起物は一切なく、電源ケーブルも着脱可能なので、モノが溢れる机の上でも置き場所に困ることはない。
ACアダプターのように本体をコンセントに挿す必要もないので、コンセントには普通のプラグを差し込める場所が、1個だけ空いていればいい。さらに電源ケーブルは1mあるので、机の下にコンセントがある場合でもテーブルタップなしでOKだ。
USB出力は、6つのポートが1面に密集しているが、実際にコネクターを差し込んでみると余裕があり、コネクター同士がぶつかって差し込めないということはまずない。
なお、スマホを充電するためのUSBケーブルは1本も付属されていないので、別途自分で用意すること。電源スイッチはなく、本体に電源ケーブルを差し込めば、いつでも充電できる。
こういった、コンセントに挿しっぱなしになる製品は、待機電力が気になるので、独自に測ってみた。結果、何も充電していないときの待機電力は0Wだった。
スマホを充電してみると、機種によって消費電力が変わったので、必要なときに必要な分だけしか電力を消費しない省エネ設計になっている。スマホを充電していないときは「電源がOFFになっている」と言っても問題ない。
おそらくメインの使い方は、会社や居間で使うみんなの急速充電ステーションだと思うが、デジタルガジェットをたくさん持っている人にもお勧めしたい。
国内外問わず、宿泊先のホテルはコンセントが少なく、一晩であれこれデジタルガジェットを充電することができない。でも本製品があれば、コンセント1つでスマホにタブレット、モバイルルーターにモバイルバッテリー、デジカメにICレコーダーなどが一気に充電できるからステキだ!
しかもコンパクトでかつ、重さも220gと軽いので出張でもかさばらない。電源は100~220V対応なので、別途変換プラグは必要だが世界中で使える。デジタルガジェットを多数持っている人は、充電用のテーブルタップを一緒に持ち歩く人も多い。本製品は、1個で6台を同時充電できるので、荷物も軽くなるはずだ。
どのポートも最大2.4A出力できるからタブレットも安心
みなさんもご存じのとおり、USBポートがたくさんついているUSB-ACアダプターやモバイルバッテリーは、ポートごとに最大出力が決まっている場合が多い。
たとえば、最大1Aのポートに充電に2A必要なタブレットを接続すると、タブレットを急速充電できなかったり、USB-ACアダプターが熱くなったり、内部の保護回路が働いて充電できなかったりする。
しかし本製品は、どの出力ポートも最大2.4Aまで出力できるので、接続するポートを気にせずスマホやタブレットを充電できる。先に、「必要なときに必要なぶんだけコンセントから電源を取る仕組みでエコ」と紹介したが、出力側も同じだ。必要なときに必要なぶんだけUSBポートに電力を出力する。
6口で3,000円は安い!
本製品の魅力は、コンセントの混雑緩和とタブレットなどの充電がUSBポートに依存されないことに加え、余裕の6ポート&合計10A出力で、しかも省エネと数多い。
さらに、2,980円という安さも魅力だ。会社で机を隣り合わせにする6人それぞれが、2.4A出力できるUSB-ACアダプターを買ったら6,000円以上はするだろう。しかも、電源タップの空が6個も必要なんて現実的じゃない。
でもサンワサプライの「かしこいUSB充電器 700-AC011」なら、6ポートで2,980円。1ポートあたり500円を切る計算だ。これは安い!
しかも、必要なコンセントは1個だけで、6人分のUSB機器を充電できる。しかも充電していないときの待機電力は0Wで省エネ。「便利」という以外の言葉が見つからない。