やじうまミニレビュー
イノアックコーポレーション「Pokaro」
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イノアックコーポレーション「Pokaro」 |
12月に入り、日本列島では冬らしい寒さが続いている。街のドラッグストアやバラエティショップでは、手軽に暖のとれるカイロの類が所狭しと並んでいる。
私には、カイロというと、使い捨ての製品というイメージがあるが、最近では繰り返し使える「エコカイロ」も増えてきている。今回はその中から、イノアックコーポレーションの「Pokaro(ポカロ)」を紹介しよう。
Pokaroの特徴は、水を注いで電子レンジで温めるだけで、何度も手軽に使える点だ。ほかのエコカイロでは、使用前にお湯を沸かし、本体を投入して湯煎にかけるタイプや、充電時間が必要な電池式タイプなどがあったがそれらに比べると、手間がかからなそうだ。
メーカー | イノアックコーポレーション |
製品名 | Pokaro |
購入場所 | LOFT渋谷店 |
購入価格 | 980円 |
さっそくPokaro本体を見てみよう。Pokaroは本体と、布ケースから成る。ケースに入れた状態でのサイズは約105×105mm(幅×奥行き×高さ)で、大人の手のひらサイズだ。重量は約50g。
本体にはスライド式のチャックが付属し、このチャックを開けるとパラフィンの蓄熱剤が収められているのが確認できる。
パッケージには、製造元は化学製品メーカーのイノアックコーポレーション、販売元は竹内毛織と書かれている。
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外観。大人の手のひらサイズだ | 布ケースと本体 | 中にはパラフィンの蓄熱剤が収められているのがわかる |
使うにはまず、Pokaro本体のチャックを開き、一旦そこに水を注いで、数秒経ったら捨てる。
チャックは開けた状態のままで、電子レンジでチンする。加熱時間は、500Wで3分、600Wで2分半。加熱が終わったら、火傷しないよう気をつけてカイロを取り出し、チャックを閉じ、カバーに戻すだけだ。
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しっかり水で浸す | 数秒経ったら水は捨てる | チャックを開けたまま、レンジでチン |
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蓄熱剤は熱くなっており、気をつけてカイロを取り出す | チャックを閉じ、カバーに戻す |
カバーに戻したカイロは、ぬくぬくと程良い暖かさ。温度は明記されていないが、体温よりも少し暖かい程度だ。暖かさを維持する時間は、パッケージには90分と記載されているが、体感だと120分くらいは持つ。
一日中外に出かけている日には、持続力が物足りなかったが、片道約1時間の通勤時や、朝晩のウォーキングのお供には十分だ。例えば、退社前にオフィスのレンジで温め直せば、帰り道でもぬくぬくとした暖かさを得ることもできる。
使い捨てのカイロのように、熱くなりすぎるということもない。繰り返し何度も使えるため、ゴミが出ないのも嬉しい。カバーは水洗いに対応しているので、清潔に使い続けられるのも良い。
ただ、毎回水を入れる必要があるのは、ちょっと面倒に感じる。電子レンジだけで使うことができれば、より手間が省けて楽なはずである。改良を期待したい点だ。
とはいえ、全体的な使い勝手が良く、最近は毎朝、Pokaroをポケットに忍ばせている。風の冷たい日でも、手先だけは南国のようにぬくぬくと暖かいので、冷え性の自分には助かる。手先の冷えや移動時の寒さが気になるという方にはぜひ、Pokaroを試してみていただきたい。
2011年 12月 9日 00:00
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