家電製品ミニレビュー
5,000円で買えるオムロンのベーシックな体重体組成計を使ってみた
by 西村 夢音(2015/8/6 07:00)
ダイエットに欠かせないのが体重計。特別に運動をしなくても、毎日体重を測るだけでも食事を控えるようになったりと効果があるといわれている。
今回は、筆者が普段使用しているオムロンヘルスケアの体重体組成計「カラダスキャン HBF-217」を紹介しよう。
メーカー名 | オムロンヘルスケア |
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製品名 | 体重体組成計 カラダスキャン HBF-217 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 4,600円 |
HBF-217で測定できる項目は「体重/前回からの増減/体脂肪/内蔵脂肪レベル/骨格筋率/体年齢/基礎代謝/BMI(肥満度)」とスタンダード。はじめに、年齢と身長を設定することで、以降は体重を測ったときに体年齢や、身長と体重で割り出すBMI(肥満度)が表示されるようになる。
乗るだけで個人を推定する「自動認識機能」を搭載しており、体重を測る前に個人番号を選ぶ必要がないのが特徴だ。
なお、最近の体組成計のトレンドであるスマートフォンとの連携機能は搭載していない。スマホ連携ができる体組成計は、対応のアプリが限られており、オムロンの場合だと同社が提供するアプリを使う必要がある。
筆者は普段、腕時計型の活動量計「Fitbit」を使用しており、ヘルスケア管理はFitbitの対応アプリで行なっている。そのため、BluetoothやNFC機能を搭載していない低価格帯のHBF-217で十分だったのだ。
はじめに年齢や身長を設定したら、あとは本体に乗るだけで使い始められる。
縦置きできて数値も正確! 置き場所に困らないスリム設計
スリム設計で縦置きできるのもポイント。一般的な体組成計は四隅にバネが内蔵されており、縦置きしてしまうと測定が正確にならない場合がある。しかし、HBF-217は縦置きに対応したモデルのため、正確に測定できるという。約4.5畳の狭い部屋に置きたかったので、使わないときに立て掛けられるかどうかは重要だった。
実際に、縦置きしていた本体を床に置いてすぐに測った値と、以前使用していた別の体組成計での測定値は同じだった。
ただ、ひとつ惜しかったのは、乗るだけで個人を推定する「自動認識機能」がたまに誤認識してしまったこと。身長や体重の似ている姉も登録していたため、姉の登録データが反映されることがあった。しかし、体重や体脂肪率などを注視していたので、基礎代謝量や体年齢が正確に測れないことがあっても特に気にならなかった。
データが似ている人が複数登録されている場合、自動認識には少し時間が掛かる。認識中に足を本体から話してしまうと、エラー表示が出るので注意が必要だ。
また、HBF-217の体重表示は100g単位でされる。上位モデルになると、50g単位での表示が一般的になる。しかしそれだと「48.35kg」のときは四捨五入すると「48.4kg」になり、少しでも軽くなったと思いたい筆者的には「48.3kg」と言いたくても言いづらい。なので最初から100g表示にしてしまえば、そこで悩まなくなるので、100g単位での表示も選んだ理由のひとつだった。
さまざまなモデルが販売されている中で、HBF-217は低価格帯でスタンダードな製品だといえるだろう。細かい50g単位の表示やスマホ連携を必要としない筆者は、縦置きができて数値が正確なこのモデルで十分だった。
重視するポイントは人それぞれだが、高機能を必要としない人にオススメできる製品だ。