家電製品ミニレビュー
ズボラさんでも手軽に使える! アイロン台不要の衣類スチーマー
by 田中 真紀子(2015/6/5 07:00)
着ようと思っていた洋服に気になるシワが……。でもわざわざアイロン台を出すのは面倒くさいから、違う服を着ることにする。あるいはシワはあるけど、少しくらいいいかな、とそのまま着てしまう……。今回紹介するのは、そんなズボラさんすら「ちょっとアイロンかけようかな」という気にさせてくれる、パナソニックの「衣類スチーマー」だ。
メーカー名 | パナソニック |
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製品名 | 衣類スチーマー NI-FS310 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 10,930円 |
見た目はコンパクトなアイロン
見た目はコンパクトなアイロンだが、使用時にアイロン台が不要。洋服を吊るしたまま、たっぷりとスチームをかけることで、シワを伸ばせるスチーマーだ。と言っても、かけ面はセラミックコートの熱板になっているので、アイロンとして直接衣類に当てて使うこともできる。
ちなみに、かけ面の形はパナソニックが得意とする木の葉形の「Wヘッドベース」。前後どちらに動かしても、先端が滑り込みやすいという特徴がある。
スイッチONから30秒で立ち上がる!
使う前の準備として、付属の専用カップのMAX線まで水を入れ、本体の注水口から注ぎ入れる。このとき、本体を横向きに立てなければならず、タンク側のMAX線とは異なる角度で水が入っていくのでわかりにくいが、とにかく専用カップを使えば入れ過ぎることはなさそうだ。
その後、スイッチをONに入れると加熱が始まり、約30秒で使える状態に。スチームは連続噴射で約4分間出るが、スチームボタンを押している間だけ出るので、ムダが少ない。
ちょっとしたシワなら簡単にスッキリ!
さっそく、ワンピースのシワを伸ばしてみることに。少々乱暴ではあるが、布団の下で一晩寝かせたため、かなりのシワがついている。しかし、かけ面を軽く当てながらスチームを噴射したところ、数回往復しただけですっきりシワが落ちた。
ただし腕の部分に刻まれた深いシワは、一朝一夕でできたものではないため、少々苦戦。根気よく続けたところ、ほとんど見えなくなった。やはりシワがついたら、すぐに対処すべきなのだろう。
続いて試したのが、よれっぽくなりやすいコットン素材のカーディガン。こちらも、あっという間にシワが取れ、よれよれ感もなくなった。
この製品のメリットは、吊るしたままシワ伸ばしができることだけではない。アイロンでプレスすると立体感が失われがちなフリルやドレープ、毛が寝てしまったフェイクファーなども、スチームをかけることで、ふんわり仕上げることができるのだ。
ちなみに皮革製品や、「スチーム禁止」の表示があるもの以外は、ほとんどの素材に使えるが、ベルベットやウール、カシミヤ、シルクなどは、かけ面を衣類から離し、スチームのみで仕上げたほうがいいそうだ。
コンパクトだから置き場所にも困らない!
使いたいときに、パッと手に届く場所に置いておくことは、手軽に使い続けられる要因のひとつ。その点、この製品はコンパクトかつデザインもシンプルなので、どこに置いても邪魔にならない。よく使いそうなところ……例えば洗面台に置いておけば、身支度しながら気になるシワをさっと取る、なんて使い方もできそうだ。またバッグにもすっぽり入るサイズなので、出張や旅行に携帯するのもいいだろう。
もちろんアイロンにはアイロンの良さがある。例えばきっちり折り目をつけたり、衣類をパリッと仕上げたりすることは、アイロンにしかできないことだ。そう思いつつ、これさえあれば当分、アイロン台は出さなくて済むな……と考えてしまったズボラな筆者であった。