家電製品ミニレビュー
シンプルなデザインに赤が映えるLEDデスクスタンド
by 伊達 浩二(2014/5/7 07:00)
赤に惚れて衝動買い
今回は山田照明のLEDデスクライト「Z-LIGHT Z-7R」を紹介しよう。シンプルで、スリムなデスクライトだ。
この製品は、2年ぐらい前に発売されていたのだが、先日、ヨドバシカメラ・マルチメディアAkibaの店頭でレッドのカラーバリエーションを初めて見て、思わず衝動買いしてしまったのだ。ホワイトとブラックのモデルもあったのだが、売場でもとても目立つ赤だった。
発売からしばらく経っているためか、価格もこなれていて5,000円を切っていた。通販でも5,000円前後で販売されているところが増えているようだ。
メーカー名 | 山田照明 |
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製品名 | Z-LIGHT Z-7R |
希望小売価格 | 9,300円(税抜) |
購入場所 | ヨドバシAKIBA |
購入価格 | 4,770円 |
デスクスタンドの老舗が作った普及機種
山田照明は、長年Z-LIGHTブランドでデスクライトを作っている老舗のメーカーだ。このZ-7Rについては、「スリムでスタイリッシュなフォルムとフレキシブルなセードの操作性。価格も追求したニュー・スタンダードモデル。」と説明されている。ラインナップとしては普及機種に当たる。
Z-7Rの箱は長い。約70cmある本体が組み立て済みでそのまま入っているのだ。Z-7R本体は1kg以下で、パッケージ全体でも2kgを切るので重くはない。
パッケージ内容はシンプルで、本体以外は取扱説明書とACアダプターが入っているだけだ。箱から出したZ-7Rは、やっぱり格好良い。安価なので、本体のほとんどは樹脂製だが、安っぽくは見えない。
ベースは銀色。そこからアームが伸び、ジョイントでシェードとつながっている。ジョイントは前後に良く動く。ただし、左右は少しねじって調整できるぐらいだ。まぁ、左右に調整の必要があるときは、本体ごと動かせば良い。
ムラがなく本が読みやすい照明器具
実際に使ってみよう。ちょっと大きめのACアダプターを、Z-7Rにつなぐ。ACアダプターのコネクタは本体の右側面だ。ACアダプターのケーブルは約1.8mあるので、床に近いコンセントやテーブルタップから机の上までケーブルを引っ張っても余裕がある。
アームの角度は、床から70度まで上がる。この時点でシェードの高さは約40cmぐらいだ。ベースの内部に金属が入っているようで、バランスは良い。アームをどの位置で止めても安定している。
操作は電源スイッチ1つだ。軽く押すと、ゆっくりと明るくなる。もう一度押すと、ゆっくりと暗くなる。明るさの変化はゆっくりなので、最初のうちは「あれ、点灯しない」と思って、もう1度スイッチを押して電源を切ってしまうことがあった。
調光機能は、スイッチの長押しで操作する。押し続けていると明るさが変化するので、適当なところで指を離す。いったん電源をオフにしても、指定した明るさは覚えていて、その明るさで点灯する。スイッチをダブルクリックすると、一番明るい状態に戻せるのも便利だ。
LEDは8.6Wのものが1灯で、カタログ値では直下の明るさは1,207lxある。実際に、同じ机に設置している60W型LED電球を使ったアーム型デスクスタンドと比べても、同等の明るさがある。これまで使っていた15W型蛍光灯を使ったデスクスタンドよりもずっと明るい。
Z-7Rは、LEDの光りをうまく散らしているようで、照らす範囲が広い。例えば、縦が約30cmある大判の本を見開きで読んでいても、本の周囲を含めて明るく照らす。光のムラが少なく、まぶしさを感じにくいのも良い。物を書く作業をするときも、A4用紙2枚分ぐらいの範囲は十分に作業スペースとして確保できる。
色温度は5,000Kで、光色で言えば昼白色に当たる。昼光色(6,500K)のようなすっきり感はないが、白い紙面でも疲れにくい温かみのある色だ。
廉価なLEDデスクスタンドは、光のムラが多くて長時間の読書や作業には向かない製品もあるが、この製品ではそういうことはない。普及機種とは言え、長年デスクスタンドを作っているメーカーの製品だけのことはある。
なお、長時間使用しているとシェードの裏の部分が熱を持つが、さわれないほど熱くはならない。