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SwitchBotのロックUltraと顔認証の組み合わせが最強! 自宅につけて分かったこと
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- SWITCHBOT
2025年5月29日 10:00
2025年5月に発売されたSwitchBotの新型スマートロック「ロックUltra」と、組み合わせて使える「顔認証パッド」。以前の同製品シリーズと比べて機能および性能、全体のクオリティがさらにアップしているとのことで、さっそく筆者宅にも取り付けてみた。新モデルがどう進化しているのか、従来製品を使っている人もこの新型へアップグレードする価値はあるのか、といったあたりをお伝えしていきたい。
SwitchBot「ロックUltra」と「顔認証パッド」ってどういうもの?
SwitchBotはこれまでにスマートロック製品として「SwitchBot ロック」や「ロックLite」、上位版の「ロックPro」をリリースしている。新しい「ロックUltra」は、それらをさらにグレードアップさせた最上位モデルだ。ドアの鍵部分、指でつまんで回すサムターンを覆うようにして取り付けることで、一般的なドアでもスマホから解施錠できるようになり、リモート操作や自動操作のほか、自宅セキュリティの向上が図れる。
一方の「顔認証パッド」は、ロックUltraなどと連携して使う認証デバイス。スマートロックを取り付けた扉の外に設置し、あらかじめ設定した暗証番号、指紋、NFCなどのカード、そして顔認証という、大まかに4種類の方法でスマートロックを解錠(と施錠が)できる。
ロックUltraはスマホアプリから解施錠の操作ができるなど単体でも使えるため、顔認証パッドの利用は必須ではない。けれども、家を出るときに必ずスマホを携帯しなければならないことを考えると、スマホなしで素早く解施錠できる顔認証パッドをセットで揃えた方がずっと使い勝手がいい。自分以外の家族、とりわけ子供のいる家庭だと、スマホ以外の手段は重要ではないだろうか。
取り付けはさらに簡単、確実に! 設置手順
今回の2製品がどんな機能をもち、どんな風に便利に使えるのかは後ほど紹介するとして、まずは筆者宅の玄関ドアに設置していくことにする。ここでは大まかな設置の流れを説明していこう。
ロックUltraの設置手順
ロックUltraはドアのサムターンに被せるようにして、両面テープで貼り付けて固定する。気を付けたいポイントは、サムターンを挟み込むパーツの選択と、本体を固定するときの位置決めだ。ただ、このあたりのセッティングは従来製品と比べてより簡単、確実に行なえるようになっている。
サムターンを挟み込むパーツはS/M/Lの3サイズあり、これらのうちサムターンの厚みに合うものを選ぶだけ。SかMのパーツをサムターンにあてがって確認し、Mだと挟めないようなサイズならL(本体側に最初から固定されている)にするという単純な考え方でOKだ。
位置決めの方法も工夫されている。初めに本体を手で支える形でサムターンの上から扉にあてがって、ダイヤルを回したときにスムーズに解施錠できる位置を探る。良さそうなポジションが見つかったら、その状態で付属の「マークシート」を本体下部に沿わせるようにして扉へ貼り付けよう。
続いて本体の両面テープの保護シートをはがし、再びマークシートに沿うように元に戻して、1分間ほど本体を扉に押しつけて接着させれば取り付け完了。少し厚みのあるマークシートが型枠のような役目を果たしてくれるため、本体を接着させるときのポジションを楽に定められるのがいいところだ。
以前のモデルだと自前のペンやテープなどを使ってマーキングしていたかもしれないが、その手間が省ける。接着する瞬間までマークシートが本体の保持をサポートしてくれるので、貼り付けの確実性が上がるだろう。
顔認証パッドの設置手順
顔認証パッドの取り付けは、ねじ留めする方法と、両面テープを使う方法の2パターンから選べる。自己所有の戸建などでは、扉近くの外壁にねじ留めする方法が盗難対策の意味でもおすすめ。集合住宅では、原状回復のことを考えて扉や脇の壁に両面テープで貼り付けることになるだろう。もちろん、それに必要なパーツはすべて付属している。
ここで一番重要なのは、取り付ける高さだ。顔認証のためのセンサーが読み取れる範囲は当然ながら限られているので、実際の使用シーンにおいてその範囲にユーザーの顔が収まるようにしなければいけない。
使用するのが自分1人だけであれば、直立したときに顔のほぼ正面(顔認証パッド本体下端が顎の高さにくるよう)に取り付ければいい。が、子供のいる家庭では、大人と子供の身長差をカバーできる位置を考える必要がある。
目安としては、本体下端が地面から130cmのところにくるよう固定すると、概ね120~190cmの人の顔を読み取れる。これを基準に、自分や家族の身長を勘案して位置決めしたい。身長が伸び盛りの子供がいる家庭だと判断しにくいところもあるが、とりあえずは現在が下限と考えておくと良さそう。いざとなれば取り外して再調整もできるから、あまり難しく考えなくても大丈夫だ。
セッティングの際にはもう1つ注意しておきたいことがある。それは台座の向きだ。特に顔認証パッドの向きを斜めに変えられる「角度調整台」と組み合わせる場合は、裏表や上下向きをどうすべきかで少し混乱してしまうかもしれない。壁や扉に取り付ける前に本体も含めて一度組み立ててみるなどして、実際の使用シーンを想定しながら念入りに確認しておきたい(筆者は2回やり直した)。
ロックUltraと顔認証パッドのタッグは圧倒的にスマート! 実際どこが便利?
ロックUltraのスマートロックとしての役割は従来製品と変わるところはないが、機能・性能面での変更点や進化点はかなり多い。また、顔認証パッドはまさに「顔認証」という新規要素が、普段の使い勝手を格段に高めている。なかでもポイントとなる下記の点を解説していこう。
・厚み約50%削減でさらにスタイリッシュに
・解施錠がスピードアップ、静音動作にも対応
・充電池+予備電池+αの電源構成で安心感アップ
・顔認証により手ぶらで解錠、近づくだけでも解錠
厚み約50%削減でさらにスタイリッシュに
ロックUltraはデザインの最適化や専用充電池の採用などによって、ダイヤル部分を除くボディ部分の厚みはロックProのおよそ半分になった。ダイヤル部分については反対に大型化したので、単体の写真で見るとそこまでの差はないように思えるかもしれない。が、実際に取り付けた状態で比べると、やはり厚みは減っている。
というのも、ロックProは多くのケースで高さ調整用の台座を取り付けることになるため、その場合本体の厚みよりもさらに飛び出す形になってしまっていたから。ロックUltraは単体で対応できる範囲が広がり、台座なしで取り付けられるパターンが多くなったものと思われる。
ロックUltraとロックProを筆者宅に取り付けた下記の写真を比較してみると、物理的に飛び出す量が減っていることが分かるだろう。実際、視覚的・体感的にもコンパクトになったように思える。ロックProの時は、玄関で大きな荷物を出し入れするようなときは注意していないと引っ掛けることも少なくなかったが、ロックUltraでその心配はずいぶん少なくなった。
解施錠がスピードアップ、静音動作にも対応
解施錠の動作速度は明らかに速くなった。回転動力が50%、解錠スピードが78.6%それぞれ向上したとのことで、たしかに一瞬と言っていいほどの俊敏さで回転してくれる。ロックProの時にも解施錠が遅いと感じることはなかったものの、ロックUltraは1段上の快適さ、サクサク感が得られる。
ただ、パワフルになってスピードアップした分、モーター音は少し大きめ。元気よく解施錠できるのはいいけれど、これだと夜遅くに帰宅したとき、就寝中の家族を起こしてしまいかねない。が、それを回避する仕組みとして、ロックUltraでは「回転速度設定」が可能になっている。
デフォルトはロックUltraの本来性能を発揮する「高速モード」で、これを「標準モード」と「静音モード」に切り替えられる。「標準モード」は感覚としてはロックProと同程度の速度ながら、モーター音はごくわずか。「静音モード」にすると解施錠動作はゆっくりになり、モーター音はほとんど聞こえなかった。
普段は「高速モード」や「標準モード」で迅速に反応するようにしておき、あらかじめ設定した夜間時間帯は「静音モード」で静かに動作させる、というような設定も可能だ。スマートロックにしたものの、家族を起こしてしまうので物理キーを使ってそっと解錠している、なんて人もいたかもしれないが、そんな気を使う必要もなくなるだろう。
充電池+予備電池+αの電源構成で安心感アップ
バッテリーは標準で充電式となった。4200mAhの容量があり、標準的な使用環境なら約1年間解施錠できるスタミナをもつ。そのうえでリチウム電池(CR123A)も1本予備バッテリーとして搭載し、これだけで約1000回の解施錠を可能にしている。
つまり、約1年間使い続けてバッテリーがゼロになったとしても、リチウム電池があるので解施錠が問題なく行えるし、バッテリーを取り外して充電している間も普段と変わりなく使えることになる。内蔵バッテリーに残量がある限り予備のリチウム電池を日常的に消費することはなく、わずかな自然放電のみ発生する。リチウム電池自体の寿命も数年間と長いため、ランニングコストは最小限に抑えられるだろう。
また、内蔵バッテリーやリチウム電池の残量がなくなって解錠できなくなったとしても、「微電流解錠機能」によって5回までなら解錠可能という冗長性も備えている。バッテリー残量低下時にはスマホに通知されるので、うっかり充電し忘れていて、リチウム電池も空になった、なんていうシチュエーションはそうそうないとは思うけれど、万に1つの締め出しもないようにする仕組みのおかげで安心感は抜群だ。
顔認証により手ぶらで解錠、近づくだけでも解錠
高速な解施錠が可能になったロックUltraの性能を余すところなく活かしたいなら、顔認証パッドは不可欠だ。従来製品と同じように暗証番号や指紋、NFCカードをロック解除の「カギ」として使えるほか、ユーザーの顔でも認証できるようになり、使い勝手や快適さは以前と比べものにならないレベルになっている。
最初の顔の登録は、顔認証パッドの前に立ってアプリ画面を操作するだけで、作業自体は1分もかからない。赤外線センサーによって顔を高精度に立体認識し、その特徴からユーザーを識別する仕組みで、印刷した顔写真のような平面のもので騙すことは不可能。なお、メガネのように素顔とは別の姿がある人は、念のためそうした姿も登録しておけば、より安定した認証につながるのでおすすめしたい。
登録時とその後の認証時において、メガネの有無は気にしなくてもヨシ。もちろん帽子もOKだ。
顔認証パッドに一定距離まで近づけば、瞬時にセンサーで顔を読み取り、解錠してくれる。暗証番号や指紋、NFCカードによる認証だと、いずれも立ち止まって操作する時間が発生してしまうけれど、顔認証はそうではない。パッドに手を伸ばすことすら不要なので、圧倒的に速く、スムーズに入室できるようになる。
そしてここにロックUltraの高速解錠が加わると、まさに鬼に金棒状態。最強最速のスマートロック環境が完成するのだ。解錠は認証をパスした瞬間に実行され、施錠はボタンを指でポチッと押してその指を離すときにはロックの動作が始まるくらいのスピーディさだ。
「手を伸ばさずに済む」という顔認証の利点は、いろいろなシーンで実感する。たとえば両手に重い買い物袋をぶら下げているようなとき、数字入力はもちろん指やカードをかざすのも難しかったりするが、顔認証なら難なく解錠できる(その後、ドアノブを押し下げたり引いたりする分には、荷物を持っていても問題なくできることが多いだろう)。
また、子供だと暗証番号を複雑にしてしまうと覚えてもらえなかったりするし、物理的な鍵やNFCカードを渡しておくのは少し心配かもしれない。その点、顔認証は安全かつ確実で、もし手が泥んこになって帰ってきたとしてもちゃんと解錠できる。暗証番号やカードのように、情報の漏洩や盗難のリスクが基本的にないのもいいところだ。
ちなみに筆者の場合、これまで使っていた指紋認証パッドだと、外をランニングして帰ってきたときに指先が汗にまみれているせいでうまく読み取ってくれないことが多々あった。1秒でも早く家に入ってシャワーを浴びたい! というときに認証に失敗するとけっこうなストレスなので、最短時間で入室できる顔認証はもはや欠かせない。もし真冬だったら、手袋をいちいち脱がずに済むところでも顔認証のメリットを感じられそうだ。
高速で手間のかからない顔認証が使えるようになったことで、我が家では副次的な効果もあった。以前はすぐ近所のコンビニに出かける程度なら、戻って来たときの解錠の手間を惜しんでそもそも施錠しないこともあったが、顔認証パッド導入後は、ごく短時間の外出であっても施錠するようになったのだ。
いくら短時間でも留守中に空き巣や不審者に侵入されないとは言えない。施錠するクセがつき、より安全に暮らせるようになるのも、顔認証パッドのメリットの1つと言えそうだ。
2つをセットで導入し、最強感あるスマートロック生活を
スタイリッシュさと高級感のアップした外観に、きびきびとした解施錠動作、電池切れリスクをゼロに限りなく近づける3重の電源機構をもつロックUltra。加えて、顔認証をはじめ暗証番号、カード、指紋認証という4種類の解錠方法に対応する顔認証パッド。この2つをセットで使えば、QoLが爆上がりすること間違いなしだ。
家族で安心して使えるスマートロックが欲しいとか、今のスマートロックが機能不足でいまいち活用しきれていない、といったような悩みは、ロックUltraと顔認証パッドがことごとく解決してくれるはず。現在はどちらもセール価格で販売されているほか、おトクなセット販売もあって、在庫は潤沢に用意されている様子。最強感あるスマートロック生活を、みなさんもこの2つの製品でぜひ体感してみてほしい。
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(提供:SWITCHBOT)