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TECHNICSのプリメインアンプ「SU-C03」
2018年11月5日 06:30
メーカー・製品名
TECHNICSのプリメインアンプ「SU-C03」
投稿者
長野県 今井さん
購入時期
1981年頃
購入時の金額
46,800円くらい
思い出
1970年代のステレオコンポといえば、横幅が430mm前後のいわゆるフルサイズコンポが主流でした。しかし1978年に入ると少し小型で場所を取らない「ミニコンポ」が登場し、1980年代にはこれがヒット商品となりました。
SONY、TECHNICS、Pioneer、Aurexといったオーディオメーカーがこの市場に製品を投入してきましたが、このうちTECHNICSが投入したミニコンポが「コンサイズ」と呼ばれるシリーズ。当時のミニコンポは1990年代のそれとは異なり、フルサイズコンポをそのまま横幅297mmにダウンサイジングした本格的な設計になっていました。
この「SU-C03」は「コンサイズ」シリーズ初のプリメインアンプとして登場し、同じくコンサイズシリーズのFM/AMチューナー「ST-C03」やカセットデッキ「RS-M02」、レコードプレーヤー「SL-10」などと組み合わせてシステムアップできました。このアンプはその出力こそ40W X2とフルサイズコンポには及びませんが、内部は全段DCアンプ構成となっており、パワーアンプには三洋電機のハイブリッドICであるSTKシリーズが使われている本格的なものでした。また、カットコアトランスや大容量コンデンサを持つ強力な電源と合わせて、そのサイズからは想像できないパワーを発揮しました。
しかし30年以上という月日には勝てず、片チャンネルから音が出なくなったり、ボリュームが接触不良(俗に言うガリオーム)になったりとトラブルが相次いだため、2013年に完全分解してオーバーホールしました。ボリュームと半固定抵抗は分解してクリーニングとグリスアップ、電解コンデンサは信号経路を中心に交換。ランプの電球は白色LEDに換装しました。ついでに役割を終えたフォノイコライザーアンプを下ろして、代わりにBluetoothサウンドレシーバー(apt-X対応)を搭載しています。
現在はYAMAHAのスピーカー「NS-10MM」を接続して、iPhoneやiPadを音源としたデスクトップオーディオの主役として活躍しています。
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