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IKEA、照明製品の購入で難民キャンプに1ユーロが寄付されるキャンペーン

 IKEAは、イケアストアで照明製品を購入すると難民キャンプに1ユーロが寄付される「難民キャンプに明かりを届けよう」キャンペーンを、12月19日まで実施する。日本国内および、世界40カ国以上のイケアストアで実施中。

 難民支援として、支援金を募るために実施されるキャンペーン。イケアストアで照明製品を1点購入するごとに1ユーロが、国連の難民支援期間であるUNHCRに寄付される。

 集まった寄付金は、太陽電池式の街灯やソーラーランタンに使われ、UNHCRが運営するアジアやアフリカ、中東の難民キャンプに届けられる。難民および受け入れコミュニティーにおける、エネルギーの自立を支援するという。

寄付金は街灯やソーラーランタンに使われ、難民キャンプに届けられる

 同キャンペーンは2014年にも実施し、これまでに計1,850万ユーロが寄付された。エチオピアやヨルダンの難民キャンプには、5万6,000個以上のソーラーランタンと720本以上の太陽電池式街灯を提供。以前よりも夜間に安全に暮らせるようになったという声が挙がっている。

 このほか、初等教育の支援にも寄付金を使用。バングラデシュ・チャド・エチオピアでは、3万7,000人以上の子どもたちが小学校へ入学し、学習を継続できるようになったという。

西村 夢音