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10月の国内家電出荷額は2カ月ぶりのマイナス

 日本電機工業会(JEMA)は、10月の国内家電出荷額を発表した。出荷総額は、前年同月比で86.4%にあたる1,324億円に留まり、2カ月ぶりのマイナスとなった。

 製品別の出荷額では、エアコンが前年同月比24.4%減の226億円で6カ月連続のマイナス。冷蔵庫は17.9%減の256億円、洗濯機は18.3%減の181億円で、いずれも2カ月ぶりのマイナスとなった。

 掃除機、電子レンジ、ジャー炊飯器、IHクッキングヒーターなどの出荷実績も前年割れとなっている。

 JEMAでは、消費者の省エネ・機能的に優れた白物家電に対する消費マインドの底堅さはあるものの、消費全体のマインドの回復の遅れや台風上陸など天候が影響したとしている。

10月の国内家電出荷額は2カ月ぶりのマイナスとなった

中野 信二