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就寝時に電気カーペットを使うのは危険~NITEが注意喚起

 独立行政法人 NITE・製品安全センターは、電気カーペットをより安全に使用するために、過去の事故事例などを発表した。

 電気カーペットは、足下をじんわりと暖めるため、幼い子供がいる家庭でも比較的安全に使える暖房器具として人気があるという。しかし、過去には、電気カーペットからの発煙・発火や、低温やけどなどの事故事例が報告されている。

 これらの事故を防ぐために、NITEでは、使用時は以下の点に注意すべきとしている。

 まず、電気カーペットの上に、テーブルや椅子、ソファなど重いものを置かない。置く場合は、脚の部分に当て板や市販のフェルトパッドを使用することを推奨している。

 次に、異臭などを感じたらすぐに使用を中止する。特に長期間使用している製品には注意すべき。

 また、電気カーペットを就寝時に使用しないことも推奨している。就寝時など、長時間使用すると低温やけどや脱水症状を起こす恐れがあるため、時々身体を動かすなど、注意する必要があるという。

阿部 夏子