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男性もワキ毛を処理すればワキの臭いを軽減――パナソニック調査

パナソニック「ボディシェーバー ER-GK40」

 パナソニックは、ワキ毛を処理することがワキの臭いの軽減につながると検証した。

 今回、効果が検証されたのは、男性のワキ毛の量とワキの臭いの相関関係。被験者は2週間、ワキ毛を計4回処理して毛の長さを3mmに整えて生活。実験の開始前と終了後に、臭気判定士がワキの臭いを直接嗅ぐ臭気判定と、モニター自身が肌着の臭いを確認する主観判定を行ない、結果を比較するというもの。被験者は20代から40代の男性17人。

 この結果、臭気判定士による判定では、17人中12人(7割)の男性が、処理したワキの臭いが軽減。特に20代や30代では8割以上の男性に効果が表れた。

臭気判定士による判定では約7割の男性の臭いが軽減されたことを確認。若いほど効果があった

 また、モニター自身の主観判定では、約半数の男性が、処理前よりも臭いが弱くなっていると感じたという。最も効果が顕著に出たのは20代男性で、約7割が臭いの軽減を実感。また30代で6割、40代で約3割が効果を感じる結果となった。

 なお、ワキ毛の処理には、3mmのアタッチメント付きボディシェーバーを使用。パナソニックでは、ワキ毛を整えることがワキの臭い対策に効果的だと説明する。

モニター自身の主観判定では、半数以上が効果を実感。こちらも若いほど効果が見られた

 臭気判定士の石川栄一氏は、今回の検証結果について「体毛を除去して汗や分泌物が付着する部分を減少させることが、ニオイの軽減に効果的だ」と見解を述べた。石川氏によると、ワキが臭う原因の1つとして、体の汗や分泌物が、体毛のや肌の表面に付着して残るうちに分解され、アンモニアやイオウ化合物、低級脂肪酸といった悪臭物質が発生することが挙げられるという。石川氏はまた、体毛を整える効果について「デオドラント製品を使用しても抑えきれないニオイでも、グルーミングとの併用で改善できるのではないか」と、期待を込めた。

臭気判定士による判定結果
モニターの主観判定では、モニターが各測定日の2日前から指定の肌着を着用し、検証の際には毛を整えたワキと整えていないワキ部分を、どちらかわからない状態で、それぞれ直接嗅いで判定した

小林 樹