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象印、パンメニュー搭載の小容量3合タイプのIH炊飯器

~金芽米メニューを業界で初めて搭載

 象印マホービンは、パンメニュー搭載のIH炊飯器「極め炊き NP-GF05」を2013年1月21日より発売する。希望小売価格は31,500円。

 炊飯容量3合(0.54L)の小容量タイプのIH炊飯器。パンの発酵から焼き上げまでを行なう「パン(発酵・焼き)メニュー」を搭載している点が特徴。発酵と焼き上げの時間を1~60分まで設定でき、取扱説明書には丸パンやごはん入り丸パン、メロンパン、フォカッチャなどのレシピが掲載される。

極め炊き NP-GF05
取扱説明書に掲載されているパンレシピ。左上から時計回りに、丸パン、ごはん入り丸パン、メロンパン、フォカッチャ

 また、「金芽米」専用の炊飯メニューを業界で初めて搭載した。金芽米とは、トーヨーライス株式会社が提案する独自の精米方法で作られた無洗米で、ビタミンB1、ビタミンE、食物繊維を豊富に含んだ胚芽の基底部と、食味が良く健康糖質が豊富なうまみ層(亜糊粉層)をバランスよく残すことができるという。金芽米専用モードでは、通常より予熱時間と沸騰維持の時間を長く取ることにより、亜糊粉層にたっぷりと水分を吸収させ、ふっくらと仕上げるという。

 炊飯メニューとしては、消費電力量を通常時より抑えながら炊きあげる「エコ炊飯メニュー」、通常より水の浸透時間を長めにとることで、ごはんの甘みを引き出す「熟成炊き」、「白米高速」、「炊き込み」、「おかゆ」、「玄米」、「無洗米」、「雑穀米」などを備える。

 加熱方法は、沸騰時の吹きこぼれを気にせずに加熱し続けられる「豪熱沸とうIH」を採用。上ふた、側面、底面のヒーターが釜全体を包み込むようにして加熱するため、米の芯までふっくらと炊きあげるという。また、蒸らし工程では、釜底と上ふたのヒーターがつゆを抑えるため、べちゃつきが少ないという。

 内釜は厚さ1.7mmで均一に熱が伝わりやすい「まる圧釜」を採用する。

 本体サイズは220×300×190mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.2kg。消費電力は700Wで、炊飯1回あたりの消費電力量は116Wh。本体カラーはステンレスブラウン。

 下位機種として、加熱方式がIHではなくてマイコンの「NS-LF05」も同時発売する。希望小売価格は15,750円。NS-LF05では熟成炊きメニューは省略されている。内釜は厚さ2.5mmの「黒まる圧釜」を採用。本体カラーはステンレス。

阿部 夏子