北海道電力、冬に備えてディーゼル発電機7.4万kWを追加

~南早来変電所に緊急設置電源として設置

 北海道電力は、冬期の電力需要増加に備え、ディーゼル発電機7.4万kW分を追加設置すると発表した。

 設置場所は、勇払郡安平町の南早来変電所の構内。軽油を燃料とするディーゼル発電機80台を緊急設置電源として設置する。工事開始日は9月3日、運転開始は12月上旬を予定している。

 北海道は寒冷な気候であり、暖房や凍結防止などの需要があるため、夏よりも冬の電力消費量が多い。また、1日24時間にわたって高い需要が続くため、ピーク時の供給電力(kW)だけではなく、全体の供給電力量(kWh)も大きくなる。

 北海道電力では、泊原子力発電所の再稼働時期が見込めない場合、供給電力の予備率が2%以下に留まり、供給電力量でも3~4%程度不足する恐れがあるとしている。






(伊達 浩二)

2012年8月20日 13:39