東芝ライテック、製造拠点を鹿沼工場に集約

~LDFと東芝照明システムも吸収合併
製造が統合される東芝ライテック鹿沼工場(2010年撮影)

 東芝ライテックは、コスト競争力を強化するために、国内製造拠点の再編を発表した。

 東芝ライテックの長井工場(山形県)および、製造を担当する子会社であるLDFのつくば工場(茨城県)、茨城工場(同)、山形工場(山形県)の業務を、東芝ライテックの鹿沼工場(栃木県)に集約する。

 また、LDFおよび、システム事業分野の製造を担当する東芝照明システムを、2013年4月1日付けで東芝ライテックに吸収合併する。

 存続会社は東芝ライテックで、資本金は100億円、従業員数は約3,900名の予定。2014年度の売上目標は約2,600億円としている。

 東芝ライテックは、5月に産業用光源分野を担当するハリソン東芝ライティングとの合併を発表しているが、さらに製造拠点や組織面で再編が進む。

 10月1日のハリソン東芝ライティングとの合併後は、ハリソンの中国製造拠点などを活用し、LEDなど成長事業のさらなる拡大と収益構造の強化を目指すとしている。






(伊達 浩二)

2012年7月11日 16:46