パナソニック、温めながらほぐす高級マッサージチェア「リアルプロ」

 パナソニックは、上半身と足裏を温めながらほぐすマッサージチェア「リアルプロ EP-MA73」を8月1日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は45万円前後。

「リアルプロ EP-MA73」グレイッシュベージュ

 首筋から背中、腰、座面、ふくらはぎ、足裏までの全身マッサージを行なう高級マッサージチェア。EP-MA73では、従来より搭載していた上半身を温めながらほぐす機能に加えて、足裏マッサージ部にもヒーターを搭載。上半身と足裏を同時に温めながらマッサージできる「ダブル温感」マッサージ機能を新たに採用した。

 ダブル温感マッサージでは、マッサージの圧力に合わせて温度の感じ方が変化する点が特徴。上半身の温感マッサージでは、マッサージの圧力が上がると温度の感じ方が高まり、足裏マッサージでは圧力が下がると温度の感じ方が高まるように設計されている。部位に適した圧力と温度の「ゆらぎ」効果により、温かい手で揉まれているような心地よさを再現しているという。

上半身の温感マッサージを行なう「温感モミ玉」。マッサージの圧力が上がると温度の感じ方も高まるように設計されている足裏の温感マッサージでは、マッサージの圧力が下がると温度の感じ方が高まる

 そのほかのマッサージ機能では、親指の腹を押しつけながら小刻みに円を描くように、こねながらもみほぐす「揉ねつ」動作を再現。部位に合わせて様々な動きが用意されており、上半身で10種類の揉ねつ動作を備えるほか、足裏と手のひらのマッサージにも揉ねつ動作を搭載している。

上半身では10種類の揉ねつ動作を搭載している足裏の揉ねつ動作では、左右のエアーバッグを交互に膨らませることで、親指で揉み込まれているかのような動きを再現手のひらの揉ねつ動作では、2つのエアーバッグを重ねて、膨らむ位置をずらすことで、人の手で揉まれているようような動作を再現している

 また、モミ玉とエアーバッグの連動により、肩甲骨まわり、骨盤まわり、脚まわり、首筋まわりを伸ばす「ストレッチ動作」を搭載。新たに搭載した首筋まわりのストレッチでは、体の角度などをコントロールしながら様々な動作を組み合わせることにより、ストレッチ運動を行なっているかのように、体を心地よく伸ばすことができるという。

新たに搭載した首筋まわりのストレッチ動作。底部のエアーバッグを膨らませることで、体を持ち上げて、首の付け根を押さえ、そのままエアーバッグの空気を抜き、体を下げる。これにより、ストレッチ運動をしているかのように、首筋が心地よく伸びるという
未使用時にはリクライニングチェアとして使えるように、脚のせ台を反転できる構造を採用した

 上半身のマッサージ範囲は上下方向で約78cm、左右方向で約5~21cm。最大リクライニング角度は約170度。16分で運転が自動で切れるタイマー機能を備える。

 使い勝手の面では、未使用時にリクライニングチェアとして使えるように、脚のせ台を反転できる構造とした。本体デザインは、肌触りが良く高級感のあるドットレザーシートを採用し、肘掛け部にはデザインステッチを施すなど細部までこだわっているという。

 本体サイズは850×1,220×1,150mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約85kg。リクライニング時のサイズは850×2,020×660mm(同)。消費電力は135Wで、別途ヒーターが38W。本体カラーはグレイッシュベージュと黒。






(阿部 夏子)

2012年6月21日 15:15