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パナソニック、豪華客船「飛鳥II」のスイートにマッサージチェアを設置
(2013/8/1 16:44)
パナソニックは、同社のマッサージチェア「EP-MA34」が、日本最大のクルージング客船・「飛鳥II」のロイヤルスイートルームに設置されたことを発表、報道陣向けに船内を公開した。
今回設置されたマッサージチェア EP-MA34は、畳1枚におさまるコンパクトサイズながら、全身マッサージ機能を搭載した高級モデル。もみ玉にヒーターを搭載し、温感マッサージが味わえる。店頭予想価格は35万円前後で、既に発売している。
飛鳥IIは、横浜港を母港とする日本最大のクルーズ客船で、12階建ての船内に最大872名を収容でき、全室オーシャンビューの客室を436室備える。“極上の船旅”をテーマに、船内では高級感のあるグルメやアミューズメントを楽しめる。
パナソニックのマッサージチェアが設置されたのは、「ロイヤルスイートルーム」と、フィットネスセンター。ロイヤルスイートルームは、飛鳥IIの最上級の客室で、雰囲気は都心の高級ホテルと変わらない豪華な印象を受ける。リビングやベッドルーム、オーシャンビューのジェットバス、2室のトイレ、クローゼットなどを備えており、マッサージチェアはリビングルーム内に設置された。
一方のフィットネスセンターは、マシントレーニング、ランニングマシン、バランスボールなどを常備し、インストラクターも常駐し、乗船者であれば誰でも利用できる。長期に渡る豪華なクルーズ生活では、多い日には1日5食を口にすることもあるそうで、適度な運動が必要となる。
飛鳥IIの増山正己船長は、乗客層について「1週間以上に渡る長期のクルージングは、比較的時間に余裕のあるシニア世代の方が多い。一方で、船で一泊する短期のクルージングは、若いカップルや家族連れに人気」と説明する。
パナソニックコンシューマーマーケティングジャパン本部 岡山晃久グループマネージャーは、“豪華客船”へ設置したことについて「より多くの方々に、くつろいだ状態でマッサージチェアの真の良さを味わって欲しい」と期待を込めた。
今回の発表にあわせて、パナソニックでは、シニア世代の夫婦仲に関する調査レポートをまとめた。夫がリタイア後の時間の使い方について、男性は期待以上に夫婦の時間も1人で過ごす時間も増えたと答えた人が多かったが、女性は「増えると期待していたひとりの時間があまり変わらなかった」という人が多く、男女の意識の差が明らかになった。
また調査では、仕事のリタイアで生まれた自由な時間を、夫婦や1人でゆっくりと贅沢に過ごす傾向にあることが明らかになった。特に「贅沢な時間」の過ごし方として、夫婦で過ごす場合は、旅行や外食など家の外でアクティブに過ごし、自分1人の時は家の中でくつろぎながら、芸術鑑賞や自分の世界に没頭するという傾向が強かった。
このほか飛鳥IIの船内設備として、レストランやバー、シアター、ダンスホール、カジノ感を味わえる娯楽施設、ショップ、スパ、パドルテニスコート、プールなどが公開された。