パナソニック、親機の受話器もコードレスのFAX電話機

おたっくす KX-PD551DL

 パナソニックは、親機の受話器をコードレス化したFAX電話機「おたっくす KX-PD551DL/KX-PD551D」を5月17日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は子機1台が付属する「KX-PD551DL」が26,000円前後、子機が付属しない「KX-PD551D」が19,000円前後。

 同社の普及モデルに当たる家庭用FAX電話機。親機の受話器をコードレス化した「受話子機」を採用した点が特徴。親機の近くでは、親機の大きなボタンで操作して、従来通り受話器として使えるうえ、親機から離れた場所に、移動しながら通話できる。リビングのソファでゆっくり会話したり、電話の取次ぎが簡単にできるという。

親機、受話子機、子機のそれぞれに液晶画面と操作ボタンを搭載した

 無線方式にはDECT準拠方式を採用した。1.9GHz帯の周波数帯を使用するため、無線LANなど2.4GHz帯の周波数を使用する機器との電波干渉の影響がなくなる。

 また、別売りの窓センサー「KX-FSD10/FSD10W」と連携させることで、防犯性を高めることもできるという。具体的には、本体に窓センサーを登録すると、窓が開いた際に、親機と子機が報知音と画面表示で知らせる。本体1台につき登録できる窓センサーの数は20台まで。液晶画面では、それぞれの窓の開閉状態を確認することもできる。さらに、外出時に窓が開くと、あらかじめ登録した携帯電話などの番号へ音声で通知することも可能。

窓センサーとの連携で、防犯性を高める

 このほか、DECT準拠方式に対応する「中継アンテナ KX-FKD1」を親機と子機の間に連結して、電波エリアを拡大できる。また、「ワイヤレスモニター付テレビドアホン VL-SWD700KL/VL-SWD301KL/VL-SWD300KL」と接続できるワイヤレスアダプター機能を利用すれば、ドアホン着信時に、FAX電話機の受話器を使って来客に応対できる。

 機能面では、見やすいホワイトバックライト液晶を採用。液晶のサイズは、親機が約3.5型、受話子機が約1.8型、子機が約2.1型で、いずれも漢字を表示できる。

液晶サイズが大きく、漢字を表示して読みやすい
着信を光で知らせる「光るLEDアンテナ」

 親機には、電話の着信を着信音だけでなく光で知らせる「光るLEDアンテナ」搭載した。親機のアンテナ部にあるブルーのLEDが点滅して着信を知らせるため、着信音が聞こえにくい状況でも、わかりやすいという。

 親機は本体サイズが約315×191×86mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.5kg。読み取れる原稿サイズはA4~A5で、記録紙はA4。印刷方式は熱転写式。消費電力は最大で約120W、待機時で約1W。SDカードとSDHCカードに対応する。






(小林 樹)

2012年4月10日 15:23