P&G、予洗いなしでキレイに洗う食器洗い乾燥機用の洗剤

ジョイジェルタブ

　P&Gは、予洗い不要の食器洗い乾燥機用洗剤「ジョイジェルタブ」を、3月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は450円。

　洗浄力にこだわった、食器洗い乾燥機専用の洗剤。同社の調査によると、食器洗い乾燥機の世帯普及率は高まっているものの、300万台以上がほとんど使用されていない状況にあり、また食器洗い乾燥機を持っている家庭のうち、日常的に使用していない世帯は4割にのぼるという。

　同社がその理由を調査したところ、1位は「機械ではきれいに洗いあがらず、結局手洗い(予洗い)をしないといけないから」というものだった。そこで本製品では、“予洗いなしでも汚れがキレイに落ちる”がテーマとなっている。

P&Gによる、食器洗い乾燥機の調査。食洗機を持っている世帯のうち、約40%が日常的に使用していないという。その理由は「機械だけではきれいにならず、予洗いが必要」

ジョイジェルタブは、ジェルと粉末という、2つの洗浄成分を合わせた点が特徴

　洗剤はカプセル状で、ジェルと粉末という2つの洗浄成分を閉じ込めた“2層カプセル”構造となっている。食器洗い乾燥機に投入すると、外側のフィルムが水に溶け、ジェルと粉末がそれぞれの働きを行なうという。ジェルは、乾いて固まったガンコな汚れに浸透して落とすことで、予洗いと同じ効果があり、また粉末は、こびりつきや汚れを分解、漂白し、食器をピカピカにするという。

　さらに、食洗機の庫内も“ピカピカに消臭”することで、ニオイもすっきり取れるという。

　P&Gによれば、ジョイジェルタブの試用者の87%が、「予洗いなしで食器がキレイになった」と回答。ジョイジェルタブで食器洗いの仕上がりにこだわる主婦でも満足できる洗い上がりを実現することで、“休眠状態”にあった300万台の食洗機の再稼働に貢献するとしている。

　発売に先駆けて、2月1日より「食洗機裁判キャンペーン」を実施している。これは、予洗いしないと汚れが落ちないのは、食器洗い乾燥機が悪いのか、洗剤が悪いのかについて、一般ユーザーが判断を下すというキャンペーン。キャンペーンサイトでは、ジョイジェルタブのサンプルが入った「食洗機裁判キット」プレゼントの応募を受け付けている。