パナソニックの“ななめドラム”洗濯乾燥機、国内累計販売200万台を達成

 パナソニックは、同社のななめドラム式洗濯乾燥機の国内累計販売台数が、2011年9月で、国内販売累計200万台を達成したと発表した。

“ななめドラム”洗濯乾燥機の現行のラインナップ
2003年の投入以来、7年10カ月で200万台の販売を達成した

 同社は2003年4月に、業界で初めてななめドラム式の洗濯乾燥機「NA-V80」を市場に投入。販売金額ベースでは、約60%がななめドラムで占められているという。同社では人気の理由として、高い節水性と使いやすさを挙げている。

 現在のラインナップは、ファミリータイプの「レギュラードラム」から1~2人向けの「プチドラム」など、全7機種。このうちプチドラムの販売台数は、計画比約140%と好調に推移しているという。同社では、置きやすいスリムでコンパクトな設計と、洗濯容量が6kg、乾燥容量が3kgという“丁度良い容量”が、メインターゲットの30代をはじめ、60代のシニア層にも受け入れられたとしている。

 また、同社の調査では、約8割の人が「次に買うならドラム式洗濯乾燥機」と回答したとしており、今後も市場の拡大が予想されるという。パナソニックでは今後について、“徹底的な生活研究”により、価値あるななめドラム洗濯乾燥機を提案し、エコでスマートな家事スタイルを提供するとしている。

 

省エネ性能の変遷。2011年の「NA-VX7100」では、2004年比で消費電力を約83%、使用水量が約64%カットされるという
プチドラム、レギュラードラム、トールドラムの3商品における、使用ユーザーの特徴、購入理由。プチドラムのユーザーは特徴が異なる






(正藤 慶一)

2011年9月22日 18:35