スズキ、セニアカー2万3千台を無償修理
~錆の影響で、後進操作時に前進してしまう可能性
操作部分のスイッチが錆びる可能性がある |
スズキは5日、電動車いす「セニアカー」に後進すべき際に前進してしまう不具合があると告知し、無償修理を発表した。
対象となるのは、1999年から2001年にかけて製造されたET-4A(I型/II型)とET-4Cの2機種3モデルで、製造型番に関わらず全製品が対象となる。対象台数は23,032台。
対象製品のユーザーは、最寄りの取扱店へ連絡し、無償修理を受けるよう呼びかけている。また、登録ユーザーに対してはダイレクトメールや販売店からも通知する。
不具合の内容は、前後進切替スイッチのレバーに組付けられた磁石に錆が発生して、磁力が低下することがある。そのため、レバーを後進に切替えても、後進位置をスイッチが検知できなくなり、後進警告アラームが鳴らず、アクセル操作をすると前進するおそれがあるとしている。
また、パナソニックサイクルテックからも、同製品のOEM車種について無償修理が発表されている。
(伊達 浩二)
2011年9月6日 00:00
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