ブリヂストン、安全面を強化した3人乗り電動アシスト自転車

アンジェリーノ ポッシュ アシスタ AP6L41 パープル&ピンク

　ブリヂストンサイクルは、幼児2人と同乗できる“3人乗り”の電動アシスト自転車「Angelino ASSISTA(アンジェリーノ アシスタ)」シリーズの新製品5機種を、6月25日に発売する。最上位モデル「POSH(ポッシュ) ASSISTA DX AP6L81」の希望小売価格は140,800円。

標準装備となる「スーパーエンジェルシート2.0」。リクライニングや頭部のガード、フットレストなどを備えている

　幼児2人と一緒に乗ることができる電動アシスト自転車シリーズ「アンジェリーノ アシスタ」の新モデル。基本的な機能は従来モデルから継承されており、標準装備のフロントチャイルドシート「スーパーエンジェルシート2.0」には、快適な姿勢で乗車できるリクライニング機能や、頭部を守るフレキシブルヘッドガード、フットレストなどを搭載。フレームはスカートでもまたぎやすい低床型で、3人乗りに必要な強度・剛性・安全性を確保したという「タフフレーム」を採用している。

　新製品では、安全のための機能を追加。後輪には、リアチャイルドシート装着時に子供の足が車輪に巻き込まれるのを防ぐ「大型フットガード」を搭載した。このフットガードには走行時の風によるふらつきを抑えるために、風抜き加工が施されている。

　ブレーキも改良された。フロントブレーキには、より高い制動力を実現するという新開発の「スマートコントロールブレーキ」を採用。女性の小さな力でも、確実に止まることができるという。またリアブレーキには、放熱能力の高いフィン付きの内装式リアローラーブレーキを導入。冷却することでグリス(潤滑材)の消耗を防ぎ、耐久性が向上するという。

　なお、スマートコントロールブレーキは、高級モデル「ポッシュ アシスタDX AP6L81」と「アシスタ DX A26L81」のみに搭載される。

後部にチャイルドシートを付けた場合に、足の巻き込みを防ぐ「大型フットガード」を採用	女性の力でも止まりやすいとうスマートコントロールブレーキ	リアブレーキは放熱しやすい構造とすることで、耐久性を向上している

　バッテリーは、繰り返し使用回数が従来の350～450回から、700～900回と約2倍に延びた「長生きバッテリー」を新たに採用。同社では、1つのバッテリーで走れる総航続距離も2倍となり、バッテリーの交換時期が長く、経済的としている。バッテリーはリチウムイオン電池で、容量は8.1Ah(AP6L81の場合)。

　このほか、スーパーエンジェルシート2.0は、車体に合わせたカラー、形状に変更。シートクッションのカラーも、従来のピンクから、オレンジとブルーが追加された。

700～900回まで繰り返し使える「長生きバッテリー」を新採用	チャイルドシートのカラーは、車体に合わせて変更された