ブリヂストン、主婦雑誌とコラボした電動アシスト自転車

~“パパもママも乗れるハンサムバイク”
HYDEE.B T.Xクロツヤケシ

 ブリヂストンサイクルは、主婦層向け雑誌「VERY(ヴェリィ)」と共同開発した電動アシスト自転車「HYDEE.B(ハイディビー)」を6月25日より発売する。希望小売価格は139,800円。

 HYDEE.Bは、小さな子供を乗せることを前提に設計された電動アシスト自転車。子供を持つ主婦層向け雑誌「VERY」(光文社刊)の編集チームと2009年から共同開発を始めた。


F.XアクティブレッドE.Xホワイト

 開発の背景には、子供乗せ自転車におしゃれさを求める母親が増えてきていることがあるという。ブリヂストンサイクルでは、これまで3人乗り自転車を展開してきたが、「おしゃれと安全性を両立した子供乗せ電動アシスト自転車がほしい」という声に応えるべく、「VERY」と共同開発したとしている。

 製品のコンセプトには、“パパもママも乗れるハンサムバイク”を掲げた。近年父親の育児参加が活発になってきていることから、父親でも乗りやすいデザインにしたという。

上のフレームは曲がった形状で、下部はまっすぐでスポーティなデザイン

 機能面では、跨ぎやすい「ループ型アルミタフフレーム」を採用。フレーム上部は跨ぎやすいよう曲がった形状で、下部はまっすぐでスポーティなデザインになっている。フレームの剛性は、従来品に比べ約30%アップし、頑丈でふらつきにくいという。

 新開発されたチャイルドシートには、子供の成長に応じて高さを調節できるヘッドガードとフットレストを装備した。足元には、車輪の回転から子供の足を守るフットガードを搭載している。


チャイルドシート子供の成長に合わせて調節できるヘッドガードフットガード

 安全面では、不意なハンドル回転で自転車が転倒するのを防ぐ「テモトデロックII」を採用。また、駐輪時にも倒れにくいよう、スタンドは幅が広く設計された。

 前照灯には、路面を明るく照射するLEDランプを搭載した。電池不要で自動点灯するという。

テモトデロックIIスタンドは幅が広く倒れにくい設計1Wで明るく路面を照射するLEDランプ

 アシスト機能では、ギヤに合わせてきめ細やかにアシストする機構「S.P.E.C.3」(スペックスリー/Shift Position Electric Control×内装3段)を採用。状況に応じてギアとスピードを感知して、最適なアシスト力でコントロールするという。

 走行モードには、パワフル感がアップする「強モード」、パワーも距離も両立する「標準モード」、走行シーンに合わせてアシスト力が選べる「オートエコモードプラス」を用意した。オートエコモードプラスでは、ペダルを踏む力を自動で感知し、アシスト力を自動でコントロールするため、急勾配の坂道や向かい風、長距離を漕ぐ時など、状況に応じて最適なアシスト力でサポートする。充電1回あたりの走行距離の目安は、強モードが22km、標準モードが26km、オートエコモードプラスが30km。

デジタルメーター付きメインスイッチ長生きバッテリー

 バッテリーには従来よりも約2倍の寿命となる6.0Ahの「長生きバッテリー」を採用。700~900回の充電が可能という。

 本体カラーは、T.Xクロツヤケシ/F.Xアクティブレッド/E.Xホワイトの3種類。チャイルドシートのクッションデザインはそれぞれ、迷彩と赤/迷彩柄と黒/迷彩と赤と、2パターンずつ付属する。

チャイルドシートのクッションデザインを迷彩にした、T.Xクロツヤケシ同F.Xアクティブレッド同E.Xホワイト

 充電1回にかかる時間は約3時間。 車輪は26インチ。タイヤサイズは26×1.95HE。本体サイズは1,835×560mm(全長×全幅)。


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(小林 樹)

2011年5月11日 14:54