東北電力、4月3日まで計画停電を見合わせ

~既存火力発電所の整備も一因

 東北電力は、4月3日(日)まで計画停電の実施を見合わせると発表した。

 現在の需給見通しを踏まえての判断としている。引き続き、不要不急の電気機器の使用を控えるなど、節電への協力を呼びかけている。

 東北電力では、3月16日から計画停電の実施を予定しているが、一度も実施されていない。

 東北電力では、既存設備の活用を進めており、これが計画停電を回避できる理由の1つとなっている。すでに、東新潟火力発電所3号系列(合計109万kW)と4号系列(合計161万kW)については運用見直しを行ない、17日より最大21万kWの増出力運用が可能となった。

 また、2010年4月から停止していた東新潟火力港1号機(35万kW)についても、6月上旬の運転再開を目指して点検を開始している。





(伊達 浩二)

2011年3月25日 10:36