経済産業省の通知に学ぶ省エネ方法
~個人でもできる行動を転載
経済産業省(経産省)は15日、産業界の各企業団体に向けて、省エネルギーの協力を要請した。これは、東北地方太平洋沖地震の影響により、電力の不足が発生していることを受けたもので、産業界に対し最大限の取り組みを要請している。
この要請の対象となっているのは企業だが、個人生活においても省エネルギーに役立つ指示が記載されているので、ご紹介したい。一部、Webに合わせて文字を置き換えているが、基本的に原文のまま転載する。
【空調】
●暖房は19度以下を目安に現在の設定より低くする。
●暖房機器は不必要なつけっぱなしをせず、運転時間を短縮する。
●暖房効果を高める工夫をする。
・エアコンのフィルタの清掃
・ウォームビス(暖かい服装をする)
・夜間におけるブラインド・カーテンの使用
【照明】
●人のいない部屋の照明は、可能な限り消灯する。
・昼間:廊下、ロビー、エレベーターホールの照明の全消灯
・昼間:執務室内窓側・廊下側照明の全消灯
・夜間:安全確保のための最小限の照明に制限
・昼休みの消灯の徹底
・終業時の一斉消灯
・建物の外側(野外連絡通路灯、駐車場灯、庭園灯など)の消灯
●照明は、省エネルギー型の蛍光灯や電球形蛍光ランプ、LEDを使用する。
●広告・ネオン等の点灯をできるだけ控える。
・点灯時間の短縮・消灯
【エレベーター・エスカレーター】
●エレベーター・エスカレーターの使用をできるだけ控える。
・エレベーターの稼働台数を概ね半分以下に
・エスカレーターの運転は必要最小限に
・近くの階への昇降は階段を使用(2アップ、3ダウン)
【トイレ】
●温水洗浄便座、手洗い用電気給湯器の電源を切る。
【事務機器・電気機器】
●事務機器やテレビの使用をできるだけ控える。
・長時間席を離れる、使用しない場合には、こまめにPCをシャットダウンする
・プリンター、コピー機、複合機等は必要最小限のもの以外は電源を切る
・コピー、プリントアウトの量を必要最小限に
・誰も見ていないテレビはスイッチを切る
●冷蔵庫の庫内は季節にあわせて温度調整をし、効率的に使用する。
・詰め込みすぎない
・冷蔵強度を適切に(強→中)
・無駄な開閉をやめる
●給湯器、電気ポット、コーヒーメーカー、電子レンジの電源を切り、コンセントを抜き、待機時消費電力を削減する。
【エントランス・庭】
●自動ドアの電源を切る。
●噴水や滝の運転を停止する。
【自動車】
●外出時は、できるだけ車に乗らず、電車・バスなど公共交通機関を利用する。
・社用車の使用抑制・効率的利用に努める。
●運転の際には、ふんわりアクセル、加減速の少ない運転、早めのアクセルオフ、アイドリングに気
を付ける。
【社内体制】
●省エネルギーのための社内体制を整備する。
・省エネルギー担当部署・担当者の設置
・省エネルギー委員会などの専門組織の設置
・職員への対策周知
●家庭での省エネルギー対策について、職員及びその家族へ周知徹底する。
【生産・営業体制】
●生産・営業体制の合理化により省エネルギーを一層強化する。
【その他】
●電気、ガス、石油機器等の導入は、省エネルギータイプのものを選択する。
以上
(伊達 浩二)
2011年3月16日 15:03
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