東芝、“業界初”イオンで庫内を除菌する食器乾燥機

食器乾燥機 VD-A20P

 東芝ホームアプライアンスは、イオンの力で庫内を除菌する食器乾燥機「VD-A20P」を、10月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後。

 6人分の食器が乾かせる食器乾燥機で、庫内を東芝独自のイオン機能「ピコイオン」で除菌できる“業界初”の「除菌乾燥モード」を搭載した点が特徴。ピコイオンとは、微細な水に包まれた、OHラジカルという強い酸化力のある活性酸素のこと。第三者機関による調査結果では、同モードの運転前後で、菌の数で99.9%除菌できたという。なおピコイオンの使用前には、ピコイオン発生ユニットに水道水を入れる必要がある。

 本体は、約90℃の熱風を吹き出し、円筒状の本体内部に沿って循環する「熱風サイクロンドーム」構造を採用。乾燥時の温度ムラを押さえながら、熱風とピコイオンを隅々まで行き渡らせられるという。

 庫内には、哺乳瓶や水筒を乾燥できるスタンドを設置。包丁ケースや箸立ても設けられている。開口部は広く、まな板も置けるという。

 本体サイズは495×375×444mm(幅×奥行き×高さ)で、フタを開けた場合は495×400×480mm(同)になる。重量は約5.7kg。消費電力は320W。運転時間は20/40/60分。運転音は34dB。食器の洗浄機能はない。

ピコイオンの発生ユニット。あらかじめ水道水を入れてから使う円筒状の本体に沿って温風が循環する「熱風サイクロンドーム」構造を採用している
水筒や哺乳瓶を直立されるためのスタンドカゴなどはすべて取り外しが可能




(正藤 慶一)

2010年8月24日 17:29