traindo、有機ELで山手線の電光掲示板を再現した腕時計など鉄道グッズ

 文具・紙製品、オフィス用品に関するアジア最大の展示会「第20回 国際文具・紙製品展 ISOT」が、7月8日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は10日までの3日間。入場料は3,000円だが、事前登録で無料になる。



山手線電光掲示板ウォッチ(新宿駅バージョン)
 鉄道関連グッズを取り扱うWebサイト「traindo(トレンド)」のブースでは、鉄道をテーマとした目覚まし時計などのグッズが多数展示されていた。

 中でも注目を浴びていたのは、2008年に発売した「山手線電光掲示板ウォッチ」。JR山手線のホームにある電光掲示板を再現した腕時計だ。実際に駅で使用されている「新語M体」という字体を採用し、また表示ディスプレイには最新技術の有機ELを採用して視認性を高めるなど、細部まで作りが細かい。価格は25,200円。

 ラインナップは、「新宿駅」「恵比寿駅」「品川駅」「池袋駅」の4バージョンが用意され、それぞれに行き先の表示が異なっている(例えば、品川駅は「東京・上野・駒込方面」だが、恵比寿駅では「目黒・品川・東京方面」と表示されている)。また、池袋駅は実際の駅の掲示板に合わせ、他の駅よりも表示部の面積が狭くなっている。

 ちなみにパンフレットによると、一定の条件が揃うと数パターンの「隠れワード」が表示されるとのことだ。

表示パネルには有機ELを使用新宿駅、恵比寿駅、品川駅、池袋駅の4種類が用意される

「駅メロ」目覚まし時計
 このほか、指定の時刻に駅の発車メロディを流す「『駅メロ』目覚まし時計」や、小銭を本体内に入れるとメロディが鳴る貯金箱「電車銀行」といった小物が多い。中には目覚まし時計と貯金箱を合わせた「マスコットデジタルクロック」という製品もある。また、腕時計では、カシオのG-SHOCKとコラボした製品の「新幹線G-SHOCK N700系モデル/レールスターモデル」も発売中となっている。


こちらは新幹線の車内放送を流す「新幹線メロディ&ボイスクロック JR東日本」。動画では東京駅発車直後のアナウンスを再生している。

新幹線0系(右)とJR中央線がモデルの貯金箱「電車銀行」。9月中旬には、京浜東北線バージョンも新しく加わるとのこと貯金箱と目覚まし時計機能を追加した「マスコットデジタルクロック」。よく見ると小田急ロマンスカーの姿もある時計は運転席部分に用意されている

2007年より運行を開始した新幹線車両「N700系」がテーマのG-SHOCK。価格は14,800円新大阪以西を走る山陽新幹線の「ひかりRail Star」バージョンのG-SHOCKもある

「電車銀行」の0系新幹線バージョン。お金を投入すると、ランダムでメロディが流れる。この動画はサンプルのため、本体脇のボタンをタッチしてメロディを開始している。曲順は「通過音」→「発車ベル」

 文具では、「トレインロールメモ」が注目を浴びていた。簡単に言えばホームの駅名表示板を再現したメモ用紙なのだが、すべての駅で撮影した写真をもとに、忠実にデザインしているとのこと。メモを見てみると、駅によって駅名のメイン表記が漢字だったりひらがなだったりといった、細かな違いがある。

 なお、traindoを運営するのは、ジェイアール東海エージェンシーという、JR東海の関連会社。そのため、商品もJR関連のものが多いが、中には京浜急行電鉄や小田急電鉄など、JR以外の商品も見られた。

 この記事にて取り上げた製品は、特に注釈がない限りすべて発売中となっている。


パッケージ内部のロールメモを取り出し、ちぎって使う「トレインロールメモ」こちらはJR京葉線のトレインロールメモ。蘇我駅は中央の文字がひらがななのに対し、他の駅では漢字の駅名が中心に書かれている




駅の表示板のキーホルダーもある京浜急行電鉄の表示板のものもある。パンフレットにはライセンスを取得している旨が記載されていた



(正藤 慶一)

2009年7月9日 00:00