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日車夢工房「新幹線メロディ&ボイスクロック N700系エディション」

~N700系のぞみのアナウンスが流れる電波目覚まし時計
Reported by 平澤 寿康

日車夢工房「新幹線メロディ&ボイスクロック N700系エディション」
 「新幹線メロディ&ボイスクロック N700系エディション」は、「“駅メロ”目覚まし時計」シリーズをはじめ、さまざまな鉄道グッズを手がけている、「日車夢工房」ブランドの製品だ。日車夢工房は、最新のJR東海N700系新幹線をはじめ、様々な鉄道車両を製造する日本車輌製造株式会社が、鉄道グッズの企画・製造・販売を行なうプロジェクトとして展開しているもの。鉄道車両製造会社が自らが展開する鉄道グッズということもあり人気があり、実際の駅の発車メロディーや車内アナウンスを収録した目覚まし時計は特に人気が高いようだ。

 このコーナーでも以前、「中央特快“駅メロ”目覚し時計」を紹介したことがあるが、他にも山手線バージョンや、新幹線の車内メロディーおよび車内アナウンスを収録した「新幹線メロディ&ボイスクロック」など多数販売されている。今回は、新幹線メロディ&ボイスクロックの中から、新モデルとなる「N700系エディション」を紹介しよう。日車夢工房のオンラインショッピングサイトで7,980円で購入した。


正面。文字盤にはN700系新幹線の写真がプリントされている。カラーはシルバーと新幹線ブルーが基調で落ち着いたイメージだ
右側面。中央に見えるスライドスイッチは、アラームのON/OFFスイッチだ
電源は単三乾電池2本

 JR東海N700系新幹線は、2007年7月1日にデビューした最新鋭の新幹線車両で、主に東京-博多間ののぞみで利用されている。N700系新幹線の特徴としては、座席の改良などによる快適性の向上、加速性能の向上とカーブを走るときに車体を傾けることなどによる時間短縮などがあげられるようだが、筆者としては、新幹線として初となる全車禁煙を実現したことと、座席下にコンセントが用意されてPC用の電源が確保できることが強く印象に残っている。

 特に、たばこを吸わない筆者にとって、全車禁煙という点はとてもありがたく(禁煙車両のみ満席ということが過去に何度かあった)、早く全ての新幹線がN700系になってくれないかと思っているほどだ。そして、このN700系新幹線のデビューを機に、従来まで販売されていた、新幹線メロディ&ボイスクロックシリーズ「JR東海エディション」(2007年夏に販売終了)および「JR西日本エディション」の後継として製作されたのが、新幹線メロディ&ボイスクロックシリーズ N700系エディションだ。

 収録されているメロディは、JR東海の新幹線車内メロディ「AMBITIOUS JAPAN!」から車内アナウンス(MP3形式,1.22MB)と、JR西日本の新幹線車内メロディ「いい日旅立ち、西へ」から車内アナウンス(MP3形式,1.21MB)の2パターン。それぞれのメロディのあとには車内アナウンスの声が流れるようになっている。もちろん、メロディは本物の音源から収録されたものを使用。アナウンスも実際に使用されているもので、「全席禁煙です」というN700系新幹線特有のフレーズも含まれている。目覚ましのアラームには、この2曲のうちどちらかを選択して利用できる。本体背面のスイッチで好きな方を指定すればいい。ただ個人的には、ランダムで選曲して鳴ってくれると良かったように思う。

 文字盤には、N700系新幹線の写真がプリントされているが、「“駅メロ”目覚まし時計」シリーズのようにぐるっと駅名が書かれているというような凝ったものではなく、至ってシンプル。本体の色も、シルバーと東海道・山陽新幹線のイメージカラーであるブルー(新幹線ブルーと言うようだ)が基調で、なかなか落ち着いた雰囲気となっている。

 目覚まし時計としての仕様は従来のものとほとんど同じで、製造元もリズム時計工業と同じだ。まず、この時計は電波時計となっており、標準電波を受信して自動的に正確な時刻が合わせられる。電波の受信の成否は、本体上部のスヌーズボタンを押すことで鳴るビープ音で確認できる。


標準電波の受信に成功すると、スヌーズボタンを押すことで時報のようなビープが鳴る

 文字盤下部には明暗センサーが取り付けられており、周囲が暗くなると秒針が止まるようになっている。秒針が動いていてもコチコチといった音は全く聞こえず非常に静かなため、仮に秒針が止まらなかったとしても、寝るときに音が気になるということはないだろう。むしろ省電力のために秒針を止めているものと思われる。長針と短針、および文字盤の目盛りには蓄光性夜光塗料が塗布されており、夜間でも針や目盛りがほのかに光って時間が確認できる。


上部の大きなスイッチはスヌーズボタン。このボタンでアラームを止めると、約5分後に再度アラームが鳴る
背面。各種操作用のボタンとつまみがある。最下部の穴の奥にスピーカがある
左の黒いツマミはアラーム時刻設定用。中央下部の黒いツマミはアラームのボリューム設定用。さらに、右の音選択モニターボタンでアラーム音の切り替えと試聴が可能だ

文字盤下部に明暗センサーが取り付けられており、周囲が暗くなると秒針が12時の場所で静止する 長針・短針と目盛りには蓄光性夜光塗料が塗布されており、暗い中でも時刻の確認が可能だ

 アラームは、先ほど紹介したように背面のスイッチで2曲を切り替えて指定する。音量は、背面のボリュームつまみを回して設定可能。搭載されるスピーカは比較的小型のものだが、ボリュームを最大にしても音が割れることもなく、しっかり鳴ってくれる。アラーム時刻は短い針を利用して設定するタイプで、10分間隔での指定が可能。スヌーズボタンを押すとアラーム音が止まり、約5分後に再度アラームが鳴る。スヌーズは、アラーム設定時刻から50分ほどの間作動する。実際に試してみたところ、設定時刻から約50分過ぎると、それ以降アラームが鳴ることはなかった。

 さて、この新幹線の車内メロディーおよび車内アナウンスでのアラームだが、筆者は、普段大音量のベル式目覚まし時計を使っていることもあって、落ち着いたメロディとアナウンスだけで本当に起きられるのか不安だった。しかし実際に使ってみると、思った以上にバッチリ目が覚める。アナウンスの声が聞こえてくるという点が新鮮なのかもしれないが、これはちょっとびっくりだった。

 筆者のように年に数回しか新幹線に乗らない人にとっては、メロディやアナウンスを聞いてもそこまでピンと来ない部分もあるが、メロディもアナウンスも実際のものがそのまま使われており、鉄道ファンにとっては十分満足できるだろう。また、見た目が落ち着いていてシンプルなので、鉄道ファンでなくともちょっと欲しいと思わせるような魅力がある。新幹線が好きだという人や、他とは違う目覚まし時計が欲しいという人におすすめしたい。





URL
  日車夢工房
  http://www.n-sharyo.co.jp/yumekobo/
  製品情報
  http://www.n-sharyo.co.jp/yumekobo/clock/clock-n700.htm
  JR東日本
  http://www.jreast.co.jp/
  新幹線N700系
  http://n700.jp/

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2008/06/03 00:02

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