エコポイントはSuicaやPASMO、図書カードやビール券などに交換可能

~楽天やベルメゾンではエコ製品との交換も

 環境省・経済産業省・総務省は、一部の省エネ家電の購入時に付与される「エコポイント」について、19日、交換対象となる全271件の商品と事業者のリストを公開した。

 対象となる商品は、商品券・プリペイドカードが207件と最も多く、次いで地域産品が55件、環境配慮製品が9件と続く。

 商品券・プリペイドカードのうち、公共交通機関のカードは全20件。SuicaやPASMOなどのICカード系が多く、JR東海のTOICA、JR西日本のICOCA、JR九州のSUGOCAも対象となっている。ただし、JR北海道のKITACAや、関西の私鉄・バスで使えるPiTaPaは含まれていない。

 一般的な商品券では、おこめ券やビール券、図書カードや旅行券などが対象。家電分野では、ベスト電器の「ベストギフトカード」、パナソニックショップの「ギフトチェック(商品券)」にも交換できる。また、Edy、nanaco、WAONといった、コンビニやスーパーで使える電子マネーも対象となっている。

 環境配慮製品のカテゴリーでは、楽天市場やベルメゾンネット(千趣会)といったオンラインショップが選ばれている。交換できる商品は現在のところ明らかにされていない。

 ポイントの交換レートは、原則1ポイント=1円。

 6月22日以降には、申請時に必要になる事業者コードと、商品選択に必要なコードを記載した主要な商品リストをホームページ上にて公表にする予定。6月末には全商品のリストを公開するという。また、次回のリストからは、エコポイントを使って環境団体に寄付するといったこともできるという。

 今回のリストは、6月1日から11日までに応募があり、かつ第三者委員会の審査を経て選定されたもの。応募総数は435件。7月以降も募集を行なう。

 エコポイントは7月1日より交換が可能。申し込み時には、保証書のコピー、購入時の領収書およびレシート、家電リサイクル券排出者の控え(旧製品からのリサイクル時のみ)を、グリーン家電エコポイント事務局に郵送する必要がある。

 同事務局によると、例えばSuica、PASMOを申請した場合は、エコポイント分の額がチャージされたカードが送られてくるという。




(正藤 慶一)

2009年6月19日 16:53