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シャープ、9000円の速乾ドライヤー コード10万回耐久試験済み
2025年10月23日 09:30
シャープは、新開発の速乾ノズルを搭載した「ディンプルフロードライヤー IB-P300」を10月23日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は9,000円前後。
新開発の「速乾ディンプルノズル」を採用した送風技術「ディンプルフロー」を搭載。コンパクトながら4.8m3/分の大風量を実現する。同社のドライヤーのなかで最も手頃なモデルとしてラインナップし、ニーズに合わせて4製品から選べるようになった。なお、新製品にはプラズマクラスターを搭載していない。
近年、ドライヤー市場では1万円以上の高級モデルが販売台数を伸ばしているが、全体の約3分の2は1万円未満の製品が占めているという。また、同社の調査によると価格帯によってニーズも変化し、高級モデルではダメージケア性能、1万円未満では速乾性が求められる傾向にあるとしている。
新製品はこれまでのドライヤー技術を応用した送風により、速乾性を備えた手頃なドライヤーとして1万円未満の市場へ参入する。
ゴルフボールのディンプル加工を応用
「ディンプルフロードライヤー IB-P300」は送風ノズルの先端を絞ることで高風圧を実現。さらに内側にくぼみを施したディンプル形状を採用。ゴルフボールの表面にも用いられる、気流をコントロールするディンプルの原理により空気抵抗を軽減し、勢いのある風を効率よく送り届けるという。
送風ファンには、上位モデルにも採用される「アマツバメファン」を搭載し、高速風を生み出す。鳥類最速のアマツバメに着想した独自のネイチャーテクノロジーを活用している。
マイナスイオンにより、髪の静電気を抑えてキューティクルを保護する効果も。また紫外線ダメージからも髪を守り、自然なさらさら髪へと導くという。
運転モードは「TURBO(温風強)」「SET(温風弱)」「COLD(冷風)」の3種類。温風温度は約95℃。
本体は折りたたみ式でコンパクトに収納可能。家だけでなく、温泉やジムにも持ち運んで使いやすい。収納に便利なフックも備える。
ドライヤーの故障原因のひとつでもあるコード断線にも配慮。二重被覆コードとコードプロテクターを採用して耐久性を高めたうえ、10万回以上の屈曲試験もクリアしているという。折りたたみハンドルの屈曲部でも折り曲げ試験を実施している。
本体カラーは定番のブラックとホワイトのほか、若年層に人気のパープルを採用。アッシュブラック、ソフトホワイト、グレイッシュパープルの3色を展開する。
本体サイズは151×74×197mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約485g。電源コード長は約1.7m。消費電力は1,200W。










